BMW F10 523i ヘッドカバーオイル漏れ#2 パッキン交換 | No Vehicle No Life !!

BMW F10 523i ヘッドカバーオイル漏れ#2 パッキン交換

エンコパ内からの煙が酷くなってきたのでちょっと優先度を上げてヘッドカバーパッキンを交換しました。

車室内まで臭くなって服に臭いが着く程の状態でしたので……。

そのままだと手が入らない所に色々着いてるので、
ワイパーアームを外してカウル周りのカバーを外す必要があります。

カバーはT30トルクスボルトと樹脂クリップで留まってるだけですが、ボルトが隠してあるので探すのに時間を取られますね……。
雨が結構降ってましたがエンジンフードが雨避けになって雨が入り込む事もなさそうだったので強行しましたw

先ずは適当にW/Hを外して行きましたが、まあ〜外しにくい事、樹脂も劣化していてクランプのロック数カ所破壊しました。
エンジンカバーのブラケットがE6のトルクススクリュー3本でヘッドカバーに締結してあります。
コイツが一番外しにくいバキュームポンプ。
T30トルクスボルト3本でシリンダヘッド後方に留まってます。
このエンジンにはスロットルバルブがない為、負圧が発生しないのでコイツで負圧を発生させてブレーキの倍力に使ってるらしいです。
インテーク側のカムシャフトの回転を利用して駆動してます。
こんな狭い所に着いてるから手が、というか工具が入らん事はないけどブラインド作業になるからやり難い。
あ……なんかNA8Cロードスターのカムポジセンサーを思い出したわ。
コレが高圧補助燃料ポンプです。
T30のトルクスボルト2本で留まってます。

燃料供給側のパイプはホース接続側が2面幅11mmのボルト一本の締結とワンタッチ継手みたいなので繋いであるだけです。

画像上のデリバリーパイプも外します、インジェクタ側は14mmのスパナで外せます。
本体側はE8のトルクススクリューで留まってるだけ。

ちょっと画像撮り忘れましたが、カムアジャスターも外してます。E7トルクススクリューで留まってます。
あと、ブローバイホースはロック固定です。
この辺のやつ。
てかこの車ブレースバーだらけやな、ボデー剛性感凄い筈だわ。

E8トルクスでヘッドカバーのトルクスボルト20ヶ所を外してようやくカバーが取り外せるのですが、
やっぱりというか、突破されてました。
この辺の作業をしている時、物凄いオイル焼け臭で酔います、臭すぎる……。
ま!丸見えやないか!
もう10万キロ走ってますけどめっちゃキレイです。
オイルメンテが良いからタイミングチェーンも伸びとらんわ、ふはっ!
使ったのはコレなんですけどBAPMICって何だろう、よくわかりませんが中国製です。
BAPMIC でググッてみたらドイツに拠点がある優良企業でした。

まあ、殆どのカーメーカーが中国企業で造った製品を使ってるので大丈夫かと。

購入先はこちらでご確認下さい。


着けてみても違和感なく、リップが立ってます。
一方、外したパッキンはというと、
真っ平らに潰れた状態でガッチガチに硬化して外す時にバキバキ割れる感じです。
そりゃシール性なくなるわな。

あとは外した逆順に組み付けていくだけですが、
ヘッドカバーの締結は締付け順があります。
トルクは9Nmなんですが、かなり不安になるような締結力ですけどアルミ製ボルトなのでそれ以上締め付けると破断しそうな気がするので適正トルクなんでしょうね、きっと。
アルミ製ボルト使用の目的はガルバニック腐食防止だと思います。
修理書を確認するより余っ程解りやすいです。

部品代8,000円ぐらいで工数3hはプライスレスだわ。
なんでこんなんで7万も8万も取られるのか理解に苦しむ。
ディーラーとかは技術がないから12hぐらいかかるんですかねw
アホちゃうか。

時間と工具があれば誰でも出来ますよ。
燃料パイプを外すので火気厳禁です。
組み上げた後に久々にエンコパ内を掃除しましたが、蒸発したオイルのエステルかなんかがいろんな所に付着してました。
台所の油汚れみたいな感じ。

試走というか、作業が終わってから実家から自宅に戻った後に確認しましたがオイル漏れはなさそうです。

翌日は本職の仕事がある為、時間内に終わらせないと帰れないのでかなり焦りながら交換作業をしてました。
常に中腰だからめちゃくちゃ疲れる……。

最近こんな事ばっかやってんなあ……、
次はハイゼットか……。
余談ですが、やっぱコンロッドの向きを間違えてたので組み直しました……。