最近、どんな本が良かったか……
なんて話になりました
(全員、読書好き)
その流れから
もうすぐ発表される直木賞の予想になり
3人で別々の本にベット(笑)
その時は私が勝ち取りましたけどね(笑)
今度は本屋大賞だ!
とまたベットしましたが今回は3人とも外しました
が、候補になる前に予約してた
生殖記 朝井リョウ
がちょうど本屋大賞の発表と同時に
手元にやって来ました
いきなりの第三者目線の語りが始まり
主人公の『尚成』を観察しつつ解説してくれます
この語ってくれる『私』の正体は
「えっ?!」
なんだけど
この主人公 尚成が
大勢の共同体で何かを進めている時
例えていうと
体育館で使うマットをみんなで運んでいる時
かつては腕に力をいれて一生懸命運んでいた彼が
今は力を入れてる風に持ってるけどまったく力をいれない
そんな生き方になった理由を説明してくれます
子どもを産まない人間は生産性がない
とのたまった議員とか
多様性を認めよう
という言葉の後ろに見える光景
そのブラックな部分を改めて認識させられました
私は……
子どもの頃から
「男だから」「女だから」「○○だから」
と決めつけられることが大嫌いでした
でもね
今の世の中
多様性を認めよう!
と言いつつ、他人にたいして厳しくなってるのかもしれません
改めて
自分の考え方を再認識させられる本でした