六人の嘘つきな大学生 浅倉秋成 | アイルは今日もやらかしてます!

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好奇心のおもむくまま、今日も走ります!

ジェットコースターのような……
というより

白熱したオセロの試合のような本でした。



 

 


 

 


とある人気企業の就活

5000人ほどの中から最終選考に残った六人の学生たちは、

『最終選考は六人でチームとしてある課題に挑んでもらう。六人全員内定になることもある』と言われ、

1ヶ月の期間に対策を練りつつ親睦を深めていったが


最終選考直前

『就職できるのは一人だけで、誰が1番内定に相応しいかを六人でディスカッションしてもらい、1番の人に内定』

という内容に変更される。



最終選考がスタート

部屋の隅に置いてあった封筒には、六人の過去の罪が証拠写真と共に入っていた。


ブラックな罪が暴かれると

その人物の評価は下がる

これを持ち込んだ犯人は誰?!





もうね

読み進めると、どんでん返しの連続

え?

ええ!?

えーーーーっガーン



そう、オセロのごとく

一手置かれると一気に盤が黒ばかりに……

次の一手では一気に白に……

またまた黒1面に!



最後の最後まで

この連続でした。



就活は

学生も、採用する会社側も嘘つきまくってる

(というのはみんな薄々思ってるよね)



それでも、その嘘つき合戦で

人生の方向が決まったりする大事な時間




最後まで読んだ時に

とても心を動かされる……

気になる言葉がありました。



「月って表側しか見せてないんだよ。月の裏側ってどんな風だろう」


多くの人は他人に自分の表の姿しか見せてないよね。

でも人は表と裏とを合わせて本人


表と裏の両方を知って付き合ってくれる仲間はありがたいね。


おすすめの本です