小石川植物園で道草さんぽ | アイルは今日もやらかしてます!

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飲んで食べて・・・登って、飲んで・・・
好奇心のおもむくまま、今日も走ります!

NHK の番組で『道草さんぽ』というのがあるそうで
その講師の先生の講座があるから
一緒に行かない?と妹から誘われました。

よくわからないけど
もうね、「3年半我慢させられた」的なうっぷんで私は出かけたい欲求がウズウズしてるもんでね。


行く~!

 




全部で3回の講座の第1回目は小石川植物園


あいにくの天気でしたが
結論から言わせて貰うと……



すんごく楽しかった!





入り口にあるケンポナシ
実にへんてこりんな形の実です。

この種は丸い部分なんだけど


丸い種を隠すようにしている実(?)が梨の味で美味しい!(らしい)
ただし、この部分だけ食べれないから鳥たちや動物たちもちゃんと種も食べちゃって、どこかに運んでくれる。

そしてこの梨の味は熟すとレーズンの味になるそうで……
(食べてみたい!!)
もちろん公共の公園のものは勝手に食べられないのよね(残念えーん)



ちょうどきれいな花が咲いていて良い香りを漂わせてたのが



ライラックとは違う科だけど似てると思われたんでしょうね……とのこと。



歩き進んで……

イヌビワという植物の名前は
私は初めて聞いたのですが
この見た目でわかるようにいちじくと同様
花が実の中に咲いてるのだそう

しかも雄株と雌株があり、今実がついてるのは雄株なので食べられません!
とのこと。

食べられる雌株の実は夏ごろにあるのだそう。
こちらはいちじく同様花は実の中に咲く感じだけど
さらにすごいのが
このイヌビワを受粉させる
イヌビワコバチという虫の存在。

実の中に卵は産み付けられ
オスは羽がなくて一生実の中で過ごし
メスは雌株に花粉をつけて飛んでいき受粉させる。


この虫がいなければ
イヌビワは生きていけない
同時にイヌビワがなければイヌビワコバチは生きていけない


絶対共生というそうですが
なかなかすごい関係だね。





そして、この小石川植物園で絶対に見てほしいのが
このサルスベリ
なのだそう。

八重咲きで珍しいのですが
「八重咲きってどうして八重になってると思います?」
「あれは雄しべが花弁になってるんですよ!」

(え?そうなの?!)



でも、このサルスベリは違うんです❗

このように(といっても解りにくいけど)
花を剥くとまた花が出てきて、その花を剥くとまた花が……というマトリョーシカ状態で八重になっているんです!

とのこと。
特別に1輪切って見せていただきました。

遺伝子が変異した結果らしい




いつも見ている景色は
教えてくれる人によってまるで違う景色になります。

「わーキレイだねえ~」
とか、
「あ、実がなってるよ!」
等と言いつつ見てきた植物がまるで違うように見えて、とても楽しかったです。

残り2回が楽しみだー