- GWであちこちに遊びに出かける方も多いと思いますが
- 私のように、意地になって出かけない方の為に
- もう一つ本を紹介しましょうか?
本には『純文学』とか『ミステリー』とか『歴史小説』などという
ジャンルがありますが
ひそかに私が分けているジャンルに
『でてくる料理が美味しそうな小説』
というのがあります(笑)
(昨日の『植物図鑑』もそう・・)
池波正太郎さんの鬼平犯科帳が
私にとって最初の『料理が気になる』本かな?
小説としても大好きでしたが
ちょこちょこ出てくる料理が美味しそうだなあ・・・と気になってしょうがなかったものです
- 小川糸さんの小説もすべて美味しそうな料理が出てくるし
- もはや料理本といいたいくらい、次々に繰り出される料理が魅力的なのが
- 先日も紹介した
みをつくし料理帖 ★
そして、それに匹敵するくらい料理も美味しそうなんだけど
ビールがたまらなく美味しそうなのが
花の下にて春死なむ 北森鴻
- 花の下にて春死なむ [ 北森鴻 ]
- ¥560
- 楽天
タイトルに魅かれてつい手に取った本だったのですが
あっという間に私の『お気に入り本』の中に入り込みました
三軒茶屋の繁華街からちょっと入ったところにある
香菜里屋という小さなビアバー
ここにはアルコール度数の違う4種のビールが置いてあるのだけれど
そのビールの美味しさとともに、
ヨークシャーテリアの刺繍されたエプロンをつけた店主が
「今日はよい○○が手に入りましたので・・・」
と言って出してくれる料理の美味しそうな事
そして、このお店は常連さんが多いのだけど
客が話すちょっとした謎を
洞察力と推理で解いてしまう・・・
本当にこの『香菜里屋』が実在していたら
私はきっと三軒茶屋に引っ越したことでしょう(笑)
そして
もっともっと読みたいと思うのに、北森鴻さんは
このシリーズは3作だけしか書いておらず、、すでに鬼籍に入ってしまわれました。
というわけで3冊だけですが
読むたびについついに手が出てしまう困った(私には)本オススメです