沿線の土地に元々住んでいた人ならだれもが知っている有名な方・・
その五島慶太さんが収集していた古美術品のコレクションが
上野毛にある『五島美術館』 で展示されています。
美術館自体はあまり大きくないため
少しずつテーマに沿って作品は展示されるのですが
名品も多く、知る人ぞ知る。。といった美術館です。
その庭園が改装工事の為ずっと閉鎖されていたのですが
この4月に開園の運びとなりました。
新緑の美しい季節・・・ちょっと散策に行ってきました。
東急大井町線 上野毛駅から徒歩5分
「これ、、、1軒のおうちだよね?」
と目を疑うくらい広い敷地の大邸宅を見つつ、、、美術館へ
4月6日~5月6日までは
和歌の世界
というテーマで、鎌倉時代~平安、室町時代の和歌の作品が展示されていました。
自慢じゃないけど
高校時代の苦手科目の代表が古文だった私・・・
(5段階評価で2をとったことあります)
歴史も苦手なのですが、
和歌の作品は百人一首で見たことのあるものも多くとても馴染みやすかった。
紀貫之・猿丸大夫・・藤原定家などなど・・
さらに源氏物語絵巻は
国文科の妹に解説してもらいつつ見ると
女性週刊誌的、、、というかワイドショー的というか。。。。
恋愛とゴシップと、、嫉妬と、、、今も変わらぬ人間模様がとても身近に感じられて
楽しかったです。
ただ今回のお目当ては庭園でした。
どれ。。どんな感じかな~~~?
ここが世田谷の住宅街ということを忘れてしまいそうな
うっそうとした緑が茂っていますが
お!こんな位置だったのね・・・
目の前を実に立派な体格の(ちょっとメタボ?)イモリが通り過ぎていくし・・・(笑)
なぜ羊???
茂みの中に寝ている仏像あり・・・
たまたま係りの方が通りかかって
3・11の地震で倒れたもの、、と教えてくれました。
(なぜ戻さないんだろ??)
しかし2年も寝ていらっしゃるんですねえ・・・・
色々な謎を提供してくれるので
その場で妹と考えつつ立ち止まってしばし考え・・・(結論はでませんが)
広すぎず。。。でもゆったりと散策でき、いい感じの東屋もあったので
ひと休みしつつおしゃべり・・・
この日は気温が高めだったのだけど
適度に木々が日差しをさえぎってくれ、、爽やかな風が心地よく、、、
ゆっくり廻って約1時間楽しませてもらいました。
最後の方で
保存樹林のケヤキの幹がジグソーパズルのような模様で
ある部分が、ヒョウタンツギに見えた私は
しばしその場で爆笑・・・
さらに今年はやや早めに開花しているツツジも堪能させてもらい
しばし癒しの時間でした・・・
入館料が1000円と、美術館の広さの割りに若干高め
ぐるっとパスや東急やS.Cカード等の割引を利用する事をオススメします。