真夜中のパン屋さん 大沼紀子 | アイルは今日もやらかしてます!

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珍しいもの変わったもの、高い所、ビールが大好き!
飲んで食べて・・・登って、飲んで・・・
好奇心のおもむくまま、今日も走ります!

私と同様、、、妹も大の本好き


たまに会った時にはお互い

「最近いい本あった?」と言い合うのが常です。



先日妹に勧めてもらったのが



真夜中のパン屋さん  大沼紀子




「あーー、これ本屋さんで平積みになってたから売れてるんだろうなあ。。とは思ったんだけど、表紙がジュニア小説っぽかったし、、、

例の、、超つまらないのに本屋大賞取ったあの本と同じ系統かと思ったのよねぇ~~」



とぼやく私に

「いや!あれとは違うから(妹もつまらなくてビックリしてたの)」



ということでさっそく図書館に予約

人気小説なので結構待ちました。



   宝石緑    宝石緑    宝石緑


女子高生篠崎希実の母親は『カッコウのよう』と比喩されるようないい加減な母親


自分できちんと子育てせず、適当に人に預けては行方をくらます。

ある日、「あなたには腹違いの姉がいるからそこに行くように」という置手紙ひとつで

住んでいたアパートを追い出される事になった彼女は

腹違いの姉の家を訪ねてみたら、姉はすでに亡くなっており

その住所には夜中だけ開けるパン屋があった。


『ブランジェリークレバヤシ』では二人の男

姉の夫だった暮林と姉の恋人だった(?)柳弘基がおり

ほんわかした暮林によってそのお店の上に住むことになった希実


最初はぎくしゃくしていた三人だが

次々と起こる小さな事件を乗り越えていく事で、段々相手のことを理解しはじめる。


    宝石緑    宝石緑    宝石緑


このパン屋さんを訪れる変わった客によって引き起こされる事件(?)


どんな人間にも色々な事情があって心に秘めた思いがあって、、、

みんな頑張って生きてるんだぞ!って思ったりして・・・



でも、最終的にホッとする展開なので安心して読めます。



アロマテラピーのような小説かな(笑)



ちなみに第2弾も発売されてます