乙女心キュンキュンの「ストーリ・セラー」の次に読んだのが
往復書簡 湊かなえ
前作の『告白』は怖い作品でした。
一人が「告白」するごとに徐々に真相が分かっていくという珍しい形なんだけど
どんどん怖くなっていくのに、、、途中でやめられない恐怖
すごい作品だと思いました。
そしてこの『往復書簡』も・・・・・・・・コ・ワ・イ
中篇が3話入っているのですが
すべて手紙のやり取りが続くだけ。。。
それなのに、人間の腹黒さというか裏表が出るというか。。。。
人間大好き~~~な気持ちが人間不信
に一気に落とされて
さすがのairucocoもしばし落ち込むほどです(笑)
この方の文章力はすごい!!
でも、・・・・私はきっとこの方と友達になれないと思います(笑)
随分昔のうやむやになった事件が手紙のやり取りで次第に明らかになるのですが
前作の「告白」のように
「手紙」(もしくはメール)って一方的なものです。
相手の気持ちも感情も関係なくこちらの気持ちをぶつけるだけ!
同じ手紙でも受け取った側の性格や精神状態によって
まるで正反対にも受け取られたりしちゃう・・・
かつて、メールのやり取りから親友と喧嘩別れしたairucocoには
この怖さが一段と実感できますよ~~
毎日暑いです!
背筋をヒヤーーーッとしたい方にオススメです(笑)