雨の日も増えてきましたね、去年は水抜きについて書いてました。エアブラシアドバイザーこんどうです。
エアブラシのメンテナンスツールとして販売している
グリス
▲ないと困るが一つあればそうそう使い切らない、そんなグリス
押しボタンの下に塗ってくださいとかいてありますが、その割にはたくさんはいっていますよね。
実は様々なところにぬることで不具合をおさえることができるんですよ。
今回はその中からいくつかをご紹介いたします。
・ピストンピンOリング
・ノズルキャップ
・エアバルブボディやテールキャップ
・ピストンピンOリング
これが基本の使い方になりますが、具体的にはこのあたりです。
ピストンピン周りのOリングの劣化やグリス切れになるとどうなるか、ピンのわずかな隙間から空気が逃げてしまいます。
吹いていて、なんか空気が少ないなぁ、押しボタンを押すとポスッとした抜ける音がボタンの辺りからしてきたらこの症状です。
ピストンピンが取りはずすか、エアバルブボディを取り外し、ピンの周りに塗りたくります。
塗りすぎると空気に混じる可能性があるので、不安であればカラ吹きをしましょう。
エアブラシのタイプによってピストンピンとボタンが一体のもの、エアバルブボディが取り外せないものなど違いがありますので、
製品に付属している分解図をみて無理のない取り外しをしましょう。
▲押しボタン周りは分解すると組み立てが面倒なのでエアバルブボディ側を取り外せるならそっちを外した方が楽
・ノズルキャップ
ノズルキャップのネジ部に汚れがついてしまっていたり、落下による衝撃、取り外しの際の力加減によってわずかに歪んでしまうことで空気が抜けてしまうようになってしまうことがあります。これにより本来の吹付圧より下がってしまい、吹付が粗くなってしまいます。
判別するにはノズルキャップの上から洗剤をかけてみましょう。カニのようにあぶくが出ていたら原因はこれですので
ネジ部にグリスを塗ってみましょう。大きなゆがみ出ない限りはこれで改善します。
▲ネジ部に絵具などがついていたら取り除きましょう。
▲このようになってしまってもグリスを塗れば大体治ります。
・エアバルブボディやテールキャップ
これは吹き付けに問題が起こるわけではないのですが、ホースの取り付けの際にどんどん固く閉まっていきやすい部分です。一度がっちり閉まってしまうと分解が大変ですし、かといって工具を使えばエアブラシを傷つけてしまうこともあります。少しでも滑りやすくなればなぁと思って塗っています。
▲テールキャップもアジャスターをいじっているうちに固くしまることがままあります。
エアブラシはそうそう壊れるものでもないですが、日々のメンテナンスで常に快適に使っていきたいですね。
修理受付という形でオーバーホールも行っています。
その際のOリング交換代や破損パーツ代も込々ですので、久しぶりに使うけど心配な時などは是非ご利用ください。
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