舞台設定を変えた第二期。

 

今度はリコさんは起業家の社長で人生組み立てていく。

 

ユニコーンガンダムからバルキリーとな。いきなり飛ばしてくるなあ。今回は戦闘機(といってもF-14だが)もあった。あくまでミリタリーとウォータラインシリーズはないんだな。あとリックドム、シン・仮面ライダー、マジンガーZとボトムズもでてきた。ディオラマ作りも解説アリ。それにしても、マクロスバルキリー₍ガウォーク)の完成度は高いよな。このギミックとプロポーションはカンペキだわ。

 

社員メンバたちのエピソードも絡めて、お仕事小説のような展開に。前作では先輩だったが、今回はライバル企業の社長とか。この人のパーソナルカラーが「赤」なので当然赤ザクの展開へ。シャアのごとく指揮官として有能に描かれている。最後の赤い塗装のスコープド・ドッグが最高だった。スコープドドッグ自体が緑なので、赤い機体は目立つし、指揮官機またはエース機としたら全然違和感ないし。あと草創期の社員5人がリックドム5体で「黒い三連星」ならぬ、「ドリクレは5連星」というのがすごくカッコよかった。5体それぞれがオリジナルの塗装と武器装備で個性的に描かれていた。

 

量産型ってのが、キーワードでキラーワード。量産型の概念を定着化させたことでより兵器としてリアルになった。量産型はモブかもしれないが、ショッカーの戦闘員のように彼らがいなければ組織は動かない。リコは言う「わたしは、量産型でいい。だって、狙い撃ちにされないでしょ?」

 

小向リコ社長の成長と心の動きがプラモデル作りと見事にリンクしていて良い作品だった。与田祐希さん(乃木坂46)恐るべし。

 

「プラモデルは自由だ。」