「White Album」 Mono UKオリジナルアルバムMonoを購入した。
今度はオマケもついている。
・ナンバー「013×××2」の6桁。トップオープン(トップローダー)。
・オリジナル黒インナー2枚あり。ポスター、ポートレート完備。
・マトリクスは全面「オール1」、「Sold in UKあり」の1stプレス。
・A面のみ「An EMI 表記なし」残り3面は「An EMI 表記あり」。
前回購入した全面「An EMI表記なし」よりもナンバーが若い事。
マザー、スタンパー:①3/TM ②1/RP ③1/OH ④2/GGM
「表記あり」で、マザー「1」が2枚あった。スタンパーも2桁。
だいたい「表記あり」は、ナンバーが7桁やら、マザーも5以上とかスタンパー3桁やら、マトリクスも2混じりが多い印象がある。よく聞くのは、両面「あり」両面「なし」の二枚の組合せ。一枚の表裏で「あり、なし」の組合せはたまにあるらしい。こうなると、「あり、なし」で盤の若さを測るのはあまり意味がないように思う。ガイド本でも「ほぼ同時期のプレス」と書いてるし。やはり、マトリクス、マザー、スタンパーので判断すべきかも。
前回購入分はナンバー「20万台」なので、今回購入分は明らかにローナンバーである。但し、これも単なる数字なので。果たして入れ換えられた可能性もある。レイトプレスは、Sold in UKなしとかサイドオープンになる。
この多少矛盾を孕む組合せから考えられること。
①リリース後、オーナー間を渡る中で故意に入れ換えられた。
②レコードがプレスされる際に既にレーベルが混ざってる状態。プレスも、とにかく早くしないといけないので、マザーやスタンパーの組合せなんか気にしている場合じゃないし。さらに大量のイニシャルオーダーのため、レコードとジャケットが山積みで、EMIヘイズ工場の社員さんは商品を完パケするのに、もうナンバリングとかマザースタンパーとかの順番なんかも気にしてられない状況だったのだらう。そもそもスタンパーコードとか、単なる事務上の業務日誌に記入するくらい。
②③面のマザー1の音質は素晴らしい。②は、ポールのマーチンギターの音がとても綺麗です。ブラックバードがあんなに表情豊かに聴こえたのは初めてだ。③は、Zeppelin顔負けのハードロック。ヤーブルースなんてもうド迫力でリンゴのドラムがバシバシ決まる。そしてヘルタースケルター。凄まじいの一言。ジョンの6弦ベースがゴリゴリと吼えている。どのカバーよりも、やっぱり原曲が一番ハードだ。そして次のジョージのロングロングロングがなんと心に沁みることか!地味ではあるがこの曲がここに配置されているのは絶妙としか思えない。ここでもドラムの音が素晴らしい張りをしている。
①面では、USSRの冒頭のジェット機音が正面から向かって来ること。迫力ありあり。バンガロービルからホワイルマイギターの流れは、もう鳥肌モン。イントロのピアノの音が瑞々しい。クラプトンのギターも全編キレキレ。
トータルで言えば、針飛びもないし、チリパチノイズは当然あるが、ローノイズでストレスなく聴くことができる。これぞ「ホワイトアルバムMono」盤の醍醐味だと思う。残念なのは、自分のオーディオがチープでステレオ針なので、十分にMono盤の実力を引き出せていないことだ。良いオーディオがあって、持ち込みレコードを聴かせてくれるようなBARでもあればいいのに。
ちなみに今回は「諭吉先生4人と一葉さん1人+α」でした。
お値段以上の内容なので大満足です。