なれない包丁さばき、ニューヨークで知名度の高い日本食レストランでの仕事は想像通り忙しく、8時間休む暇がない。
その中でも、揚げ物を担当していた "K君"が、同じ福岡出身というのだ。
彼は、所持金2万円でアメリカに渡っていた。知り合いも、働く場所もなく、サブウェイ(NY地下鉄=24時間)の中で最初は寝ていたそうだ。
良いのか悪いのかわからないが、彼の仕事ぶりはかなり適当だった。
揚げ物の揚げるタイミングはノリだというのだ。
これくらいの精神力がなければ、ニューヨークではやっていけないと言う事実もある。
ここで、観光ビザで滞在できる最大三ヶ月間、先輩に叱られながらも何とか仕事をこなす事が出来た。
続く