4月に、64歳をこの世を去った友人。

ご主人からの通知で知った。

癌が見つかった時は、 

末期だったようだ。

手術をして、抗がん剤治療をして、

1年半の闘病生活を送られたらしい。

本人の希望で、

友人知人に会うこともなく、

家族だけで葬儀をして、

今日、戒名が書かれた立派なお手紙を頂いた。


彼女は、もう40年近く前に、

会社で知り合い、仲良くさせてもらった。

綺麗でスタイルが良く華やかな雰囲気の人だった。

明るく、人に大変気を使う人だった。

一緒に旅行にも行った。

仕事の関係で知り合った男性と結婚して、幸せに暮らしていたと思う。

お互い結婚してからは、

再会する事もなく、

年賀状のやり取りだけのお付き合いだった。


でも、ご逝去の通知が来てから、

次から次と彼女との思い出が蘇る。

あのきれいな笑顔と明るい声が現れる。


ありがとう。

天上でご主人を見守っていることだろうなあ。

今の私には、

ありがとうと心でいうだけだ。

お日さまやお月様を見上げて、

彼女の御冥福をお祈りするしか出来ないが、思い出は美しく生き続ける。