酸素室でしばらく時間を過ごして
状態が少し落ち着くのを待って、
胸のレントゲンを撮ることにしました。
出来る限り、ルルの精神的負担を減らす為
長男にX線防護衣を着てもらい
看護師さんと一緒にレントゲン室に入って
ルルの体を支えてもらいました。
撮り終えるまでに
またさっきのような発作が起きたら
どうしよう?!と
藁にもすがる思いでしたが
なんとか無事に撮影が終わりました。
ですが、
この後の記憶が色々曖昧なんです。
レントゲンが終わった後
私はどうしてたのか、
ルルはどうしてたのか…
思い出せないんです。
たぶんこの辺りから
私の脳みそはキャパオーバーに
なってしまったんだと思います。
レントゲンの画像が出来て
先生に呼ばれて、
・心臓がおかしい
・心肥大になっている
・気管もその影響でおかしい
・年齢から考えて、先天性の可能性が高い
・肺にも影?腫瘍?
肺ガン?か何かわからないものが写っている
肺の一部が機能していなくて
壊死しているのかも…
エコー、MRI、CTじゃないと
何なのかはっきり断定できない
・この病院で診るのは難しいから
詳しい検査や治療は、循環器専門のとこに
行った方がいい
いろんなことをたくさん言われて
説明されたけど
私が理解出来て記憶にあるのは
上記の内容だけです。
この後、私と長男でルルの体をさすり、
優しく声をかけながら
なんとか心電図をとりましたが
機械から出てきた用紙に
心不全 と記載されていたのは覚えていて…
その心電図の結果も
色々説明されていたんですけど
私の記憶には残っていません…
夕方に家を出て、
こんなにも状況が変わってしまったこと、
家に一人で置いてきた小学生の次男にも、
仕事で帰りが遅くなっているパパにも、
全く何も伝えられていない状態で、
病院でお会計を済ませて携帯を見たら
2人からLINEと着信がたくさん…
パパには長男が電話で
少し話をしてくれたんですが
「なんでそんなことになってるん…??」
と、状況が飲み込めない様子で、
次男は私達が帰宅してきて
疲労困憊の状態と、
ルルのぐったりした様子を見て
ただ事ではないと察知したようでしたが、
私は次男にどう説明したのか
その記憶もあまりありません…
ただ、病院の帰りの運転を
気をつけないと と思いながら
必死にハンドルを握って、前を見て
帰宅したことは覚えています。
つづく…。