3月21日は世界ダウン症の日💛💙

(ニコが着ているのは、ニコの推し「竹下パラダイス」のジャージです!)

 

今年のテーマは、こちら。

 

「End The Streotypes,  思い込みを 想いなおそう」 

 

 

 

 

Canadian Down Syndromeが今年の世界ダウン症の日に合わせて発表した「Assume That I CAN」という動画が、すごく心に響いたので、私なりに和訳してみました。

 

 

 

ねぇ、バーテンダー。

あなたは私が「マルガリータを飲めない」と、思い込んでるでしょう?

 だから、あなたは私にマルガリータを、出さない。

 その結果、私はマルガリータを飲まない。

 

 あなたの「思い込み」が「現実」をつくっていく。

 

 ねぇ、両親。 あなた達は、私が「一人で暮らせない」と、思い込んでるでしょう?

 だから、あなた達は私に一人暮らしをするように、すすめない。 

その結果、私は一人暮らしをしない。 

 

ねぇ、コーチ。 あなたは私はもっと強く打てないと、思い込んでるでしょう? 

だから、あなたは私にもっと強く打つことを、教えない。 

その結果、私はより強く打つことを、しない。 

 

そして先生。 あなたは私がシェークスピアを学べないと、思い込んでるでしょう? 

だから、あなたは私にシェークスピアを、教えない。

 先生「Old macdonald had a farm」  (←童謡) 

結果、私はシェークスピアを、学ばない。

 私「E-I-E-I-O」 (←童謡)

 

でも、ちょっと聞いてよ! 

 

もし、あなたの幾つもの「思い込み」が、「現実」をつくるんだとしたらー 

 

だったら、私が「マルガリータを飲む」と、想ってよ。 

そうすると、あなたは私にマルガリータを出す。 

その結果、私はマルガリータを飲むわ!

 

 私が「一人で暮らせる」と、想ってよ。 

すると、私は一人暮らしをする! 

 

私が「もっと強く打てる」と、想ってよ。 

すると、私はもっと強く打つから! 

 

私が「シェークスピアを学べる」と、想ってよ。 

 

「まあ人間てやつはなんてばかなんでしょうねえ!」 

(台詞・シェークスピアの「真夏の夜の夢」より) 

 

すると、私は、シェークスピアだって学ぶのよ、くそったれ!

 

 ねぇ(これを見てるあなた)、私が汚い言葉を吐くことなんてないと、思い込んでたでしょう?

 

 想い直してよ。 

私に、あの仕事ができるって。 

私が、パーティに行けるって。 

私が、セックスができるって。 

私が、ステージに立てるって。 

 

私が「できる」って想ってよ。

 

そしたら、たぶん、私はそれが「できる」から。

 

 

 

先日、ニコが初めてスキーに挑戦することができました!!

 

 

 

スキーで滑るニコを見ながら、嬉しすぎて、感動しました。

この動画を100回くらいはリピートして見てると思う。


じつは、ニコとスキー場に行ったのは、累計すればこれが5日目だったんです。でも最初の4日間は、スキー板を履いてくれなかったんです。嫌がって、貝になっちゃうの。

 

 

雪遊びは、楽しむんだけどね。

 

スキー板は、どうしても、嫌だと。。。

 

 

ところが、子ども向けの野外活動の超プロフェッショナルの同僚、内山真吾都議が、声をかけてくれたら、秒でスキー板を履きました。

 

 

ちょっと戸惑いながらも、嫌がることなく手を繋いで、難なくリフトに並びました。

 

 

結構高くて私はハラハラしているのに、ニコはリフトを楽しんでました。

 

 

そして、いきなり、滑ったという!!

 

 

ニコは満面の笑顔で「たのしー」を連発!

プロフェショナルの凄さよ✨

 

内山さんは、ニコがスキーを「滑ることができる」って想ってくれていたと思うんですよね。

 

まるで、当たり前のことみたいに、ニコの可能性を信じてくれていることに、すごく感激しました。

 

それに対して、まるで何度もスキーしたことがあるんじゃないかというほどリラックスしてニコが楽しんでいるのにも、感動しました。

 

一方で、自分のことを振り返って、身につまされました。

 

「ニコはスキー板をつけられるだろうか?嫌がるだろうな」

「ニコは滑れるだろうか。難しいかなぁー」

「というより、私がちゃんとサポートできるだろうか。自信ないなぁ」と、身構えちゃっていたんですよね。

 

無意識に、いろんな思い込みをしていたんです、たぶん。

 

親の私が4日間かけてできなかったことを、友人がひょいと成し遂げているのを見て、ニコの問題じゃなくて、私の問題だったのだと気がつきました。

 

ニコに対しては、ごめんねと思ったし、気づかせてくれた内山さんに対して感謝でいっぱい&心からリスペクトしました。

 

「ニコがしたいと思うことは、時間がかかるかもしれないけど、きっとできる。だからたくさんの機会をつくってあげたいなぁ」と向き合ってきたつもりだったけど、それでも、私の中に「ステレオタイプ」がまだまだあったんだなぁと気が付かされました。

 

End The Streotypes!!

思い込みを、想いなおそう!!

 

それをあらためて感じてた、世界ダウン症の日でした。