国立市長へ要望したのは先月

 

 

令和3年1月に国立市の永見市長に「インクルーシブ公園整備」の要望書を提出しました。

 

要望書は、国立市のスペシャルニーズ(障がい)のある児童の保護者らによる「インクルーシブシティ国立を目指す会」の山田代表をはじめとするみなさんとともに提出しました。

 

 

私は実家が国立市にあるため、ダウン症のあるお子さんを育てている友達もいらしゃるんです。東京都立砧公園に日本初のインクルーシブ公園が整備されたことを知った山田代表から「国立市にもインクルーシブ公園が必要だと思う」とのご相談を受けたことから始まりました。

 

図らずもダウン症のある書道家金澤翔子さんの「共に生きる」の前で、永見市長にインクルーシブ公園がなぜ必要なのかというお話をさせていただきました。

 

インクルーシブ公園は、ざっくり説明するなら、スペシャルニーズ(障がい)のある子もない子も、混じり合いながら一緒に楽しく遊べる遊具のある公園のことです。2018年の都議会一般質問で私から提案し、2020年3月に東京都では第一号となる「みんなのひろば」が都立砧公園内に完成したところです。

 

 

国立市への要望内容

 

 

 

 

要望についてのお話をじっくりと聞いてくださった永見市長は「この要望を聞いて、目がさめるような感じがしました」とおっしゃっておられました。

 

これまで障がい児に関する要望というのは、「学童を経由して」など既存の場所から出されることが多かったため、要望内容は「支援時間を増やして欲しい」などという具体的な内容だったそうです。しかし子どもたちが普段、地域の中で生活しているという観点からの要望は、これまでに市政には伝わりにくい声だったとのことで、「すごく貴重な声だと感じている」というようなことをおっしゃってくださいました。市として何ができるのか、今後も継続的に話し合いながら考えていきましょうというような内容のお話をしてくださいました。

 

ソーシャル・インクルージョンを市政の要に掲げて、様々な先進的な取り組みをしている国立市のリーダーである永見市長は、とても朗らかな方でした。

 

インクルーシブ公園整備発表!!

さて、そんな経緯で要望を提出した翌月の、令和3年2月24日の市長の施政方針演説で、、、なんとインクルーシブ公園整備することが発表されました!!!(はやっ!!!)

 

 

令和3年国立市長の施政方針演説内容はこちら

 

 

さすがインクルーシブを大切にしていらっしゃる国立市💖市民の声を大切に受け止めてくださってます。

 

 

フルインクルーシブ教育最先端の国立市

国立市は、教育の分野でも「フルインクルーシブ」な取り組みを進めようとしてくれています。今回の施政方針演説の中に、そのことも触れられていました。

 

 

インクルーシブ教育推進事業につきましては、引き続き、スマイリースタッフの配置や医療的なケアが必要な児童のための看護師及び支援員のを確保する他、特別支援学級のじどうが通常の学級で学習する交流学習の機会を増やし、その支援を行う交流学習支援員を新たに配置することで、フルインクルーシブ教育の理念に基づいた学習環境の整備をさらに進めてまいります。(国立市長施政方針演説より)

 

 

国立市はダイバーシティ・インクルージョンという意味では、素晴らしい取り組みをしています。

 

特別支援学校でも支援学級でも通常学級でも、インクルーシブな取り組みをやってるんですよね!!特別支援学校のお子さんは定期的な交流、というか共同学習の機会を作ってます。(多いお子さんは週2回)支援学級のお子さんについては、可能な限り、通常学級でお勉強しています。通常学級には、どんなお子さんであっても保護者が希望すればすんなりと入れるのみならず、スマイリースタッフなどによる必要な支援が得られます。これ、もはや東京で最も進んでいると言えます。国立市LOVE!!

 

 

 

❤️性的マイノリティ政策も最先端❤️

 

ひとのセクシャリティについて本人の承諾なく勝手に第三者に話すアウティングを禁じる条例を作った国立市ですが、4月からはパートナーシップ制度も開始することに!本当に素晴らしい。

 

 

昨年(令和2年)11月に改正しました「国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例」に基づき、令和3年(2021年)4月からパートナーシップ制度を開始します。セクシャル・マイノリティ及び事実婚のパートナー関係の方が抱えている課題の解消を目指し、性別、性的指向、性自認にかかわらず、人生を共にしたいと思うパートナーと安心して暮らすことのできる環境を整えてまいります。(国立市施政方針演説より)

 

 

 

今後も国立市の動きに注目です!