乙武洋匡さんとインターネットラジオ番組を始めました!

 

というか6月に始めておりました。。。

お知らせが遅くなっちゃいました。

 

 

乙武さんといえば、説明は不要かもしれませんが、「五体不満足」「乙武レポート」「だいじょうぶ3組」「ヒゲとナプキン」など多数の著書がある作家で、ニュースキャスター・スポーツライター・小学校教員・東京都教育委員等多数のキャリアがあり、保育園経営やタレント業のほか、多様性を活かす社会にするために「選択肢を増やす」ことを目指して政治や行政への働きかけも続けています。

乙武洋匡さんのnote

 

 

番組名は「乙武洋匡と龍円あいりのインクルーシブラジオ(仮)」です!なんで「仮」がついているのかについては、ぜひラジオを聞いていただけたらありがたいです。Voicyというインターネットラジオプラットフォームからお聞きいただけます!

 

 

 

 

 

こちらのVoicyのリンクから直接聞くこともできますし、Voicyのアプリをダウンロードする方法もあります。

 

 

インクルーシブな社会を目指して 

 

 ちょっと自分の話になってしまうのですが、私は、子ども時代から20代まで、自信がなく、どこにいても「ここは私がいる場所なのだろうか」という漠然とした不安や違和感を感じながら生きていました。属している社会やコミュニティーが嫌いだったわけではないのですが、「自分らしくいる」ことに難しさを感じ、周りに合わせようともがいているうちに「自分らしさ」さえも見失い、人生の迷子になっていたように思います。

 

 これには子ども時代の5回の引っ越しが影響していると思っています。私が生まれたスウェーデンはあまりに多様な人が暮らしていたので、自分がスウェーデン人ではないことに気がつかないまま、小1まで育ちました。東京に引っ越した時、親から「あなたは日本人よ」と言われたのは、アイデンティティを失ったかのようなショックでした。そして日本語が話せない日本人としての学校生活は、なかなかハードモードでもありました。その後、北海道紋別市(流氷で有名な街)、英国の北東部など、気候も文化も言語も違う街に住みました。

 

 そんなわけで、子ども時代のほとんどを"アウェイ感"と、"コミュニケーションに課題"を抱えながら育ちました。その他に、私自身の特性もあるとは思うのですが、「自分の居場所」を探し、生きづらさを感じた子ども・若者時代でした。

 

 

 

 さて、そんな子ども若者時代を経て、36歳の時、ダウン症があるニコが生まれてくれました!ニコとの出会いは、それまで迷いだらけだった私の人生で、初めて霧が晴れ渡り、歩むべき道が照らされたような出来事でした。英語の表現で、神から担うべき役割や仕事について啓示を受けたかのような運命的な天職や天命に巡り合うようなことを「Calling」と言いますが、まさにそんな感じでした。

 

 それが私が今、東京都議会議員としてインクルーシブな社会を目指して活動している原点です。かつては「自分の居場所を探していた社会」だったのが、気がついたら「みんなが自分らしく輝きながら生きやすい社会にしたい」と、みんなの居場所になる社会を目指すようになりました。かつては私を苦しめた引っ越しも、大人になってからアメリカにも移住したことも含めて、いろんな土地で暮らした経験を通じて出会った、様々な文化・価値観・言語・風土・気候・いろんな人は、インクルーシブ社会に近づくために沢山のヒントとして、今では人生の糧になっています。

 

私にとって「インクルーシブ社会」を目指しての活動というのは、人生そのものという感じなんです。

 

 

乙武洋匡さんとの出会い

 

そんな中、私が信頼して頼りにしている加生健太朗さんから「乙武洋匡さんとインクルーシブラジオをやらないか?」とお誘いをいただきました。加生さんの想いはこちらのブログに書かれています。

 

 

 

 

 

加生さん曰く「インクルーシブ社会実現に人生賭けている人」として、乙武さんと私の二人を挙げてくださったようです!!

 

私が乙武さんと並ばせていただくのは恐縮すぎるのではあるのですが、、、年齢が同じ年ということもあって乙武さんの活躍を学生時代から存じ上げていて、テレ朝で私がアナウンサーとして働いていた頃乙武さんはスポーツキャスターをしていて、インクルーシブな社会の実現に人生を賭けていらっしゃてて、同じ時代を似たような目線で見つめている同志のような気がしてしまうのです。

 

たっぷり語りたいですし、ラジオから何か生み出していけるんじゃないかと期待が膨らみました!!実際、ラジオが始まって2か月ですが、動き始めているものもあります!!


 

 

初回の放送がこちら

 

 

 

初回の録音風景はこんな感じでした。気合いは入ってますが、収録はリラックスムードでした。ニコが一緒だったので、後ろでニコの遊んでいる音が入っているのもまた和やかです。

 

 

乙武さんと私のそれぞれの自己紹介回です。貴重な乙武さんの子ども時代のお話を伺いました!!乙武さんの子ども時代の写真が少ない話、レゴブロックで遊んだ話、ひとりっ子話など興味深い話を伺いました。「差別と偏見は区別すべき」など、初回なのに結構深めの話もしたり。よかったら聞いてみてください!!

 

 

 

ちなみにニコは乙武さんのことが大好きみたいで、映画スーパーマリオブラザーズでクッパがピーチ姫のことを想って歌う「Peaches」という曲の、「ピーチ」という歌詞を「オトさん」に換えて熱唱したりしています。