ダウン症のあるニコを育てる過程を、過去に別のブログに書いていたものを再編集と追記をして再掲載しています。

 

興味を持ってくださった方は、テーマ「ダウン症候群のある子の暮らしや情報」でソートして読んでみてください。

 

ニコは2013年に米国カリフォルニア州生まれです。

 

ニコは片耳が聞こえないからなのか 「ママ」「ダダ」「ババ」というような音をなかなか出さないでいたのですが、 11カ月も終わるころに ようやく「ママママ」と言い始めました照れ

 

 

 

療育で教えていただいたダウン症のある赤ちゃんが音を出すためにできることをシェアしますキラキラ

 

●30cmの距離で

月齢の若い赤ちゃんは、視力が弱いので約30センチの距離で顔を見合わせてお話をする。

 

●大きな動きで

唇の動き、顔の表情、声色等を大げさにして、 赤ちゃんの注意をひきつける。 「おおお!」という顔をしたり、まゆげを持ち上げたり、 おもいっきり笑顔をみせてあげる。

 

●大きく反応

赤ちゃんが何か音を出したら、思いっきり反応する。 とても大切なことのようです。 声をだすと反応がかえってくることで 次の声がでてきたり、会話をする下準備になるそうです。

 

●赤ちゃんの音を真似する

赤ちゃんがつくる音を真似をする。 これも重要だそうです。 赤ちゃんが出した音を真似されると、 自分が主導的に動くことでコミュニケーションが 始まることなどをおぼえていくそうです。

 

●新しい音を聞かせたり体験させる

赤ちゃんに新しい音を出すように励ます。 赤ちゃんの出している音(あー、うー)を真似したあとに、 新しい音(マママなど)を加えてみる。 赤ちゃんが「あー」というような音を出していたら 下あごをあげたりさげたりして 「マママ」という音にしてあげる。

 

●身体を動かすと声を出したくなる

ゆらゆらとした動きや、弾む動きは、 言葉の発育に役立つそうです。身体が動くと思わず声を出したくなるという心理があるそうなんです。ブランコを大きく漕ぐと「ひゃっほー」という感じで

声をだしたくなったりするという心理だそうです。

 

療育で教わったのは、毛布の真ん中に赤ちゃんを置いて、両端を大人二人がそれぞれ持ちあげてゆらゆらとしてあげるのをおすすめされました。(落とさないように気をつけてくださいね) 

 

抱っこしてる時に、身体をゆらゆらしてあげたり、 バランスボールで弾んだりするのもいいそうです。

 

大きくなってきたら、 公園にあるゆらゆら揺れる動物の乗り物にのったり、 トランポリンなんかも良いそうですよ。

 

まだ声の出てこない小さい月齢のちゃんの場合は、 膝をやさしく揺らして「あーあー」と言ってあげたり、赤ちゃんの胸のうえに手を軽くのせてバイブレーションを加えながら 「おーおーおー」と言って聞かせてあげたりするのも良いみたいです。普段の生活のなかでも、 抱っこするときに「UP!UP!UP!」とかけ声をかけたり、 何か面白い動きをするときに 「ウィーーーー!」と 盛り上げたりしていくことも良いそうですよ。

 

●口のマッサージ

ダウン症のある赤ちゃんは、低緊張があるので、口周りの筋肉の発達もゆっくりなようです。また感覚過敏などがあって、口の中の刺激を嫌がったりする傾向がある子もいるのだとか。

 

 

そのため言語発達の面からも、そして食事面からも「口のマッサージはしてあげましょう」と何度も療育でアドバイスをいただきました。ミルクや離乳食前にマッサージをするをオススメされました!

 

何か面白い音を出して上げながら、口の周り、歯茎を(清潔な)指でマッサージする。舌についてもマッサージ用のスポンジ(したの動画に出てきます)外側から中への刺激を与える。 両法のほっぺを指で挟んで、手前に引いて、 タコの口のようにして刺激をあたえるなどです。

 

youtubeに色々と出ているので参考にして見るのも良いと思います。

 

 

 

 

動画の中に出てくるツールですが、アメリカの療育では一般的に使われていて、日本に入ってきていなくて残念だと感じているのですが、Talk toolsというメーカーのものです。

 

 

日本からでも購入できたので、気になった方はチェックしてみてください!

 

※療育で得た知識については 出来る限り正確に伝えていくつもりですが、 これは専門的な知識に基づくものではなく、 あくまでも私が理解した範囲でのご紹介になります。 療育は資格を持った療法士が行うものですし、 ダウン症の症状は千差万別、 合併症の有無等によっても やっていいこといけないことがあるでしょうから、 それぞれ専門家に相談したりしながら、 取り入れてくださるとありがたいです。