(生後11ケ月)

 

 

感覚過敏と鈍感

 

 

ニコの作業療法士(OT)ダウン症のある赤ちゃんには、触感に過敏性があったり、逆に鈍感性があるお子さんがいるそうです。同じ子でも、部位によって過敏だったり鈍感だったりすることもありそうです。

 

ニコは手はやや過敏、足裏はかなり過敏のようです。目新しいものは、触る前にかなり警戒して、 触らせようとすると、嫌がって手をひっこめたりもします。

 

ニコの作業療法士(OT)によると、 感覚の過敏性を解消するには、 手のひらをつかっていろんなものに触れさせるのが良いそうです。 (ニコは物にしっかり触らずに、指先だけで軽くトントンと触れる傾向があります) 

 

そんなこともあり、 1日に1回は、砂や芝生など、サラサラ、ツンツン、チクチクしたものに直接触れさせています。

 

 

私が海が好きなので、結局週の大半は、海岸で散歩しています。 

始めは嫌がっていた砂も、今では楽しみの一つになっています!

まだ波は怖いみたいで、足を引っ込めてしまいます。

 

 


 

Sensory Brush

 

追記:

私の愛読書の一つ「Fine Motor Skills for Children With Down Syndrome」や、ニコの作業療法士によると、ダウン症のある赤ちゃんをいろんなものに触らせることや、親が触ったりマッサージしてあげることは、脳発達や精神にとても良い影響を与えるそうです。

 

アメリカの療育現場でよく使われ、自宅でも実践するようにと言われて渡されるのがこちらのSensory Brushです。(アマゾンで検索すれば出てくる)

 

 

 

 

ダウン症のある子は筋肉の張りが弱い低緊張があり、関節の靭帯が緩いことが多いのですが、それがどんな感覚なのかというと、先生によると「プールの中で安定した立とうとしても難しいでしょ?あの感じ。体がゆらゆらして不安定なので、どこか安定している場所に掴まりたくなる感じ。自分の身体がどこにあるのか分かりにくい状態なんですよと教えてくれました。

 

このブラシを使ってウィルバーガー氏が開発したディープ・プレッシャー・ブラッシングという手法で、両脚・両腕・背中をブラシしてから、関節に刺激あげることで、「自分の身体のことがより良く感じられる」のだそうです。

 

自分の身体の存在が感じられることで、身体を動かす時の助けになり、身体の安定感を得られ、精神的に落ち着いて集中力が増したり、次の場面への切り替えなどもスムーズに行くそうです。

 

 

 

 

海好きです

(こども好きのタイラー・ウォーレンさんと)

 

さて、海散歩は気持ちいいのですが、日中は陽射しが強いので IKEAのBUSAという子ども用テントを出してあげて、 そのなかで遊ばせてあげることもあります。

 

 

 

 

 

折りたたむと平らになって、使う時にパンと広げるだけ。 バギーで持ち運ぶには大きすぎると思いますが、 車があれば超らくちんの簡易テントです。 しかも穴があいていて空気がこもらないし、 外から(一緒に入るのは無理)遊んであげられるし、重宝しています。 公園でピクニックなど、長時間の外出には おすすめですよ。