https://www.accessibleplayground.net/united-states/florida/

スペシャルニーズのある子とない子が
安心して安全に一緒に遊ぶ工夫がいっぱいの
インクルーシブ公園が実現します

って、 去年報告させていただいたの
覚えてくださっている方おられますか??

2018年3月ブログ:
スペシャルニーズ児が安全に遊べる「インクルーシブ公園」実現します!!!


アメリカに住んでいた頃、
自宅近くでニコと遊んでいたのがインクルーシブ公園でした。
日本に帰国したら、日本にはそういう公園がほぼ皆無なことに驚いてしまい、
昨年3月の本会議で登壇した際に、質問しました。
「インクルーシブな公園が必要ではありませんか?」と提案しましたところ、
びっくりするほどすんなりとその必要性をご理解いただけまして、
建設局の公園建設課から「整備に向け検討に着手する」と答弁をいただけたのでした。




あれからちょうど1年が経ちまして、進展がありましたので、
声高らかにご報告させていただきます。



キラキラキラキラ2019年度末までに
砧公園@世田谷区府中の森公園
インクルーシブ公園ができます
キラキラキラキラ


やった、やった、やった!!(ニコ)



「インクルーシブ公園ってなんだっけ?」という方のために〜。

アメリカではInclusive Playgroundと言われていて、
スペシャルニーズのある子もない子も、いろんな世代が入り混じり合って
安全に遊ぶことができ、さらには「ちがい」を自然と理解し合える工夫がされている公園のことです。

百聞は一見に如かず、ということで、こちらご覧下さい↓







遊具にはスロープがついていて、車椅子や歩行補助器具を使用していても、
ハイハイなどの赤ちゃんも移動できます。




http://digitaledition.chicagotribune.com/tribune/article_popover.aspx?guid=726abf31-35f4-435c-9333-f75684e99b7d


車椅子でも乗れる遊具

https://playworld.com/
背もたれやつかまるところがあると体幹の弱い子も安全です。


車椅子のまま遊べる腰の高さの砂場や水遊び場


いろんな高さで遊べるのは、いろんな子にとっても楽しいです。

身体的に弱いお子さんのための日よけ

紫外線アレルギーのお子さんもいます。

ニーズに合わせて選べるブランコ





ふわふわゴム素材でバリアフリーな地面
ズリバイやハイハイのお子さんでも遊べて誰にとっても安全。



「音」を楽しむ遊具



いろんな高さで配置されているのも、良い配慮です。

手話のアルファベットが遊具の踊り場にあります。


「見て」楽しむ遊具


ゲート付きだと誰にとっても安心


いろんな違いがある方達が一緒に遊ぶ工夫と配慮がされているのがインクルーシブ公園です。



そんなインクルーシブ公園が、東京にもできるんです!!!

という話でしたが、まだ続きがあります。





2月28日の都議会一般質問で、インクルーシブ公園について質問をしたところ、
都知事からの答弁で、2019年度に砧と府中で整備することが明らかになりました。

そしてその答弁でわかったこと、他にもあるのでシェアします。


都知事答弁
今後ともこうした取り組みを進めていくことで、障がいの有無に関わらず、すべての子ども達が、共に遊び、学ぶ機会を積極的に提供していく」


非常に硬い表現なので分かりにくいと思いますがー

つまり、この二つの公園で終わりじゃないよということです!!!

2020年以降になるのでしょうが、他の都立公園でも
インクルーシブ公園を整備するよという意思表明です。


やった!やった!やったー!!



でもでも、


区市町村立の公園でもインクルーシブ公園が増えて欲しいし、
日本全国にも広がっていって欲しいのです。

そこでこんな要望と提案をしましたー

龍円質問:
「他の自治体が同様の公園を整備する際の手助けとなるように、都の得たノウハウを、他の自治体に情報提供し、技術を共有化して頂きたいと考えますが、都の見解を伺います。」


簡単に言いますと、
他の自治体もインクルーシブ公園作りたい時に、
ノウハウと知識を伝授して欲しいという要望です。

に対しての、東京都の答弁が、超前向き!!!!

東京都の答弁:
「より多くの方々に、障がいの有無に関わらず、すべての子ども達が楽しむことができる公園づくりを知っていただき、他の自治体に取り組みを広げていくことは重要である。区市町村に対しては、利用者ニーズや障がい児が安全に使用できる遊具等に関して、公園に携わる担当者の連絡会で情報提供するとともに、区市町村職員も参加できる研修を開催し、技術の共有化を図っていく。さらに遊び場の整備状況や完成後の利用者からの反響などについても、ホームページやツィッター等を活用して広く発信していく。今後とも、こうした都が行う、先進的な取組を、積極的に情報発信していく」




ですので、皆さんに知っていただきたいのは〜

あなたが住んでいる街にも
インクルーシブ公園を作ることが
できるかもしれないということです。


自分が住んでいる町の役所の公園を管理している部署に行って
「インクルーシブ公園が私たちの町にも必要だ。
ノウハウなら東京都が教えてくれます」って
訴えてみていただけたら、
もしかしたら公園担当者の方がが動いてくれるかもしれません。


一般質問の演説では以下のようにも述べさせていただきました。
「インクルーシブ公園は、完成後の活用法も大切です。スペシャルニーズ児やその家族だけでなく、支援する専門家や団体、地域の大人や子どもが混じり合って意図的に活用するなどして「インクルーシブ拠点」として愛される場所にしていくべきです」


公園でいろんなスペシャルニーズのある子とない子たちが
普通に混じり合って遊ぶ姿が「日本の日常風景」になるのが
私の大きな夢の一つです。


実現に向けて第一歩を踏み出してくれた東京都に大感謝です。




東京新聞が紹介してくれました。
https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/support/12481/
ネット記事にもなっています。


読売新聞も記事にしてくださいました。
ありがとうございました。

<一般質問の動画>



ーーーーーお知らせーーーーー


「ダウン症があることは神様からのギフト」
 〜龍円あいりと語る、今必要なスペシャルニーズ児支援とは?〜


3月7日(木)19:30-21:30
渋谷区神宮前6-31-21 subaCo

(明治通りと表参道の交差点に面しています)

▶︎私から見てニコにダウン症があることがどんな風に見えているか
▶︎スペシャルニーズのある子たちへどんな支援が必要か
▶︎インクルーシブ教育と社会について

都議会議員として母親としてお話ししたいと思っています。
来てくださった皆さまともお話をして、都政にいかしていきたいと思ってます。
ご来場いただけたら嬉しいです。息子のニコも一緒です!

ファシリテーターは杉山文野さんです。楽しみ!!

参加登録はこちらから
https://peatix.com/event/605105