昨年の夏前からジムに通い始めた。



…と言っても、ずっと順調だったわけではない。



冬はほとんど行かなくなって、
また今年の春頃から少しずつ通い始めた。



私は昔から運動が苦手。



筋力も体力もなくて、トレーニングを始めた頃は、どこに力を入れたらいいのかもわからなかった。



本来使いたい筋肉ではなく、首や肩ばかりに力が入ってしまって、翌日は体中が痛くて動けないこともあった。



「向いてないなあ。」



何度もそう思った。



思い返すと、
運動に関して頑張れた記憶がほとんどない。



中学生の頃、
友人に誘われてバスケットボール部に入った。



でも、その友人はすぐに部活へ来なくなってしまって、私はひとりで基礎練習を続けた。



結局、バスケットボールのルールもよく知らないまま3ヶ月で辞めた。夏休みに入って心折れたみたい。



高校でも体育は、なんとなく参加していただけ。



「運動が好き」と思えたことは一度もなかった。



だから今でも、ジムへ向かう日は憂うつだ。



正直に言うと、行きたくない。



トレーニングもきつい。



もう無理だと思いながら



それでも、なんとか続けている。



すると、不思議なことに少しずつ変わるものがあった。



疲れが抜けるのが早くなった気がする。



自然と三食、食べるようになった。



「せっかく頑張ったんだから」と思うと、
お菓子に手が伸びる回数も少し減った。



肩こりも前ほど気にならなくなった気がする。



どれも劇的な変化ではない。



「人生が変わりました」と言えるようなことでもない。



でも、そんな小さな変化が嬉しい。



筋トレをするとメンタルが安定すると聞くことがある。



正直、最初は半信半疑だった。



今も「筋トレさえすれば全部解決する」とは思っていない。



ただ、体を動かしていると、自分の体を大事にできているような気持ちになる。



その感覚は、前より好きになった。



体型も、まだ理想にはほど遠い。



スタートラインにも立てていない気がする。



でも、以前の私なら、そこでやめていたと思う。



今は違う。



行きたくないと思いながらも、
ジムへ向かう。



それだけで今日は十分だと思うことにしている。



甘いのかもしれない。



でも、自分に「今日もよく行ったね」と声をかけられるようになったことも、私にとっては小さな変化だ。



きっと何かを続けるって、こういうことなんだと思う。



「今日も行けた」が積み重なっていくこと。



そして今日もまた思う。



「あぁ、行きたくないなあ。」



そう思いながら支度をしている自分がいる。



前の私なら、なにかと理由をつけて
行かなかっただろう。



だから今日は、それだけで十分。



そんなふうに思いながら、今日も行ってきます。