こんにちは、有村藍里です。




最近、ふとした瞬間に思い出したことがありました。
上京してきたばかりの頃の、空のことです。



東京に来た当初、なぜか空が少し狭く感じました。
新しい環境や慣れない場所で、
心に余裕がなかったのかもしれません。


今振り返ると、
視野まで狭くなっていたように感じています。



急に夕焼けが見たくなって
特別な理由もないのに、

夕陽を追いかけるように歩いた日がありました。


どこかに、
あの色の空が広がっている気がして。


私が住んでいた地元は、
高いビルや高い建物があまりありませんでした。


伊丹空港が近くて、
飛行機が飛ぶ関係もあるのか、
空がとてもよく見える場所だったと思います。


私は、夕方から夜に変わっていく、
ピンクと青が混ざった、
その日によって少しずつ違う空の色が好きでした。






わざわざ見上げなくても、
視界に自然と空が入ってくる。


そんな環境で過ごしていたからこそ、
東京の探さないと見えない空に、
無意識のうちに違和感を覚えていたのかもしれません。


東京にも、もちろん空はあります。
でも、ビルに囲まれて、
切り取られた空を見ているような感覚がありました。


環境が変わると、
これまで当たり前にそこにあると思っていたものが
遠く離れてしまったような感じで
少し寂しかったです。


あの頃の私は、
空そのものを探していたというより、
自分が安心できる居場所を
探していたのかもしれません。



今も東京で暮らしています。
この街での生活にも、すっかり慣れました。


それでも、ときどき空を見上げて、
今日も空が綺麗だと、心の中で
嬉しく思ったりもします。



もしかすると私は、
今もどこかで、
昔と同じように、
夕方と夜の境界線でしか見られない
あの空を探しているのかもしれません。


今週も最後まで読んでくださってありがとうございました。


有村藍里