こんにちは、有村藍里です。
外に出た瞬間に感じる空気の温度で季節を知る。
寒い冬が近づいてくるこの頃は、ひんやりと乾燥した風が頬に触れて、
いよいよ冬が来るんだな
厚めのアウターが必要かな
乾燥対策もっとしないとな…
と、一瞬で色々なことを考えてしまう。
道の端に落ちている葉っぱの色が少し前より濃くなっていたり、街のどこかにクリスマスの装飾が増えていたり。
外を歩いたりしながら、そんな季節の変化に気づく瞬間がたまらなく好き。
だけど、そこには楽しいだけじゃない刺激もあります。
横から突然聞こえる大きな音や、
思っていたより速い人の流れに戸惑う瞬間。
その場では気づかなくても、
帰り道になると体重くなり、
自分が思っている以上に身体は疲弊しているんだなと感じる日があります。
笑ったりお話ししたり、
季節の飾りを眺めるのは楽しいのに、
家に帰ってドアを閉めた瞬間、ふっと力が抜けて、
急に眠気にのみこまれていく。
一日動くと翌日は電源が入らなくなるような感覚で、
予定を立てても、
その反動が次の日にまとめて来ることもあって、
「こんなことで疲れていて、この先どうしたらいいのだろう」と
情けなく思ったこともありました。
しかし最近は、その考え方が少し変わってきました。
疲れの理由を誰かに求める必要はなくて、
外にあるいろんな刺激に体が自然と反応しているだけなんだと気づいたから。
たとえば、急に響く音、前触れのない声かけ、
思いがけない出来事、
細かなことで一瞬ざわっとする心。
ひとつひとつは小さくても、
積み重なれば負担になる。
人と会う時間がしんどいわけではなくて、
会っているあいだは元気で、すごく楽しい。
ずっとこの時間が続けばいいのにと思う。
ただ外の世界は、気づかないうちに
色んなものを受け取ってしまう場所で、
家に戻ったときにその反動が出てきていたみたい。
そう思えるようになったら、
情けなさよりも「まあこういう日もあるよね」という気持ちが増えてきました。
どうして私は出来ないんだろう、こんなことで疲れてしまって…と自分を否定するのは、もうおわりにしよう。
家の中でいちばん落ち着くのは、
お気に入りのソファにごろんと寝転がり、
クッションに頭を預けて、
ふわっとブランケットをかける時間です。
その瞬間、外のざわざわがほどけていくようで、
「今日はもう十分だよ」と言われている気がして、
心がすっと軽くなります。
最近は、人の目を気にして「もっと頑張らなきゃ」と思うより、もう少し広い視野で世界を見てもいいのかもしれないと思うようになりました。
外に向かって広がることだけが正解ではなくて、
自分の内側に帰れる場所を持つことも
同じくらい大切だと感じています。
のびのびできる瞬間は、
必死に探しにいかなくても、
自分の生活のすぐ近くにある。
そう思えるようになっただけで、
少し生きやすくなりました。
静かに過ごす日も、外で刺激を受ける日も、
どちらも私の一部。
その日の自分に合ったペースで、
丁寧に選びながら生きていけたらと思っています。
今週も最後まで読んでくださってありがとうございました。
有村藍里



