人間、生きていれば営業電話を受けることがありますよね。
「なんで社長と直接しゃべることができると思ってるんだよ平社員」とか思ったり。(社長はいるか?と問う営業電話があるのよ)
「なんでキミの取り扱い商品が採用される材料として議題に上がると思ってるんだよ業界外の人」とか思ったり。(品質の低い複合機を売ろうとする電話営業があるのよ)
そんなことを電話を受けるたびに思うわけです。
営業しなきゃダメなものって、その人からわざわざ買う理由がないんですよ、令和の時代って。
悲しいことだけど。
全部ネットで調べられるし、そこから次のアクションが生まれるわけで。
たとえばデザイナー向けのプリンタは、最低限でもAdobe PostScript 3対応じゃないと困る、みたいなお話があるんですよね。
そのうえで、さらに出力サンプルをお願いしたり、使える用紙の種類について確認したり、白トナー対応にするかどうかを検討したりするわけです。
でも営業さんはそれを「知らない」っていうんです。
めっちゃ多いの。
知識薄くない?
いまやペーパーレス時代ですから、安くあげることが重要だと思っていて、デザイン業相手に「安いです」とか言ってくるんですけれども、いやー、それじゃどうしようもないんよ、ホントに悪いけどねー、なんて返すわけです。
それじゃない、いまじゃない。
この前は証券会社の人が営業にきましたけれど。
選挙前にこなきゃ意味ないじゃん。
って思ったんですよね。
市場は動くじゃないですか。選挙後に、必ず。
なんで選挙終わってからくるんだよ?
ってものすごく思ったんですけれど、上司に言われてしぶしぶ扉を叩いてる人がほとんどです。
それで「買うわ」っていう人、どれだけいるんだろうなあ? と思ったりします。
いまじゃないんよ。
タイミングが悪い人に託すくらいなら、ネット証券使うでしょ?
って感じになると思うんですよね、今の時代って。
さて。
そんな感じで、固定電話に営業をかけてくる方々はだいたい「こちらには必要ないものを売りにくる」と思って間違いありません。
その前提に立った上で受けるもののひとつに「ネットのセキュリティがどーたらこーたら」と言ってくる「NTTみたいな人からの電話」というのがあります。
曰く、
「セキュリティ的に危ないのでモデムの交換がうんたらかんたら」
うーん。
その手のセキュリティって、基本的にモデムじゃない機械で対策するのが一般的だと思ってたんですよ。
モデム変えるとしたらたぶんそれは、光回線をプロバイダごと変えなきゃいけない話に直結するはずなんですよね。
今使ってるのはNTT系ですけれども、それが危ないんなら「NTTは危ない」ってお話でしょ?
危ないんならNTTからご連絡がないとおかしいわけですよ。
「あなたNTTの人なの?」
って尋ねたら、わりとゴチャゴチャいうのでNTTじゃないことは明白。
だとしたらコラボ光関連の営業です。
「モデムの期限が」とか言い出すので
じゃあNTTが交換の案内を出すよね?
と尋ねるともごもご。
あ、これコラボ光の営業な。
「いまの時代ってセキュリテイはモデムでやるの?」
って尋ねるとむにゃむにゃ。
もうちょっと頭に入れてから電話してくれるかなぁ、ぼく?
ってことで、ほぼ詐欺みたいな営業電話だったのですけれども。
知識のない人に関わられるのが一番セキュリティ的に危ないというのは、
もうちょっと浸透してもいいのかなと思ったのでした。