RGB→CMYKで色が変わる問題について
- RGB入稿は色が変わる。
- グラフィックさんでダメなら、他所でもダメな率は高そう。
- いい感じで出したいならRGB 6色印刷でやってみるといいかも。予算次第だけどね。
- CMYKプレビューで確認しながら、色が出ない範囲はどこか意識して画像をつくる。
- 印刷屋さんにデータを渡す前に、自分でもカラー出力して色の出方を確認おくと、もっといいかも。
みたいなことを書いてきました。
もうちょっと現実的、かつプロっぽいお話を書いていこうと思います。
ちょっとずつ難易度が上がってます。
宿命なんですよ、色が変わるのって
RGBモードで作った画像はCMYKモードにすると色が変わる。
これが避けることができない宿命だということは、もうご理解いただいてると思うんです。
グラフィックさんでRGB入稿しても転ぶ。
↓
CMYKでは無理。限界がある。
6色印刷なら元データに近くなる可能性はある。
↓
CMYK+2色以上でないと、対処できないかもしれない。予算が許せばそれもアリ。
だけどバッチリ合うかどうかはわからない。
↓
なので印刷テストをして調整して、を繰り返す。
というのが一般的な印刷……グラフィックデザインの現場で考える流れです。
では、印刷業界が「テスト印刷と色調整だけで乗り切っている」かというと、そんなことは全然なくて。
色転びしにくいRGBデータを作ってる
もともとの作り方から違うんです。
ここからはプロの領域。
趣味でデジタルイラストレーションを描いてる人にとっては「そんなめんどくさいことできないよ、お金もないし」というエリアに入っていきます。
印刷に合わせたデータ作りのためにやること
モニタ、ディスプレイ、タブレット……なんでもいいのですけれど、正しい色が表示できるように調整をすることから始めます。
一般的には「キャリブレーション」と呼ばれる作業です。
日本語でいうと「校正」。
なにそれ。
覚えられないよ。
ってなるじゃないですか。
プロの人たちは、実はちゃんとやってます。(やってなかったら、これからやってくださいw)
モニタがちゃんと正しい色を表示している。
プリンタがデータ通りの色を印刷する。
その調整をやっているからこそ
「これ、おかしいぞ」
っていう色の調整ができるようになるんです。
ほら、定規を買ったとして、1cmが11mmだったらお話にならないじゃないですか。
調整できるなら1cmは10mmに直すじゃないですか。
赤の絵の具がピンク色だったらヤバイじゃないですか。
ピンク色に見えてて、赤に見えるようにできるなら、そうするじゃないですか。
そういうのをちゃんと補正する作業がキャリブレーション(校正)なんです。
Macは昔から簡単な色表示調整ができたんですよ。
それこそ漢字TALKの頃からです。(1993年くらい)
いまだとシステム環境設定>ディスプレイ>カラー>補正で設定可能です。
(Windowsにはない機能でした。Windows10になって初めて実装されたような記憶があるんですけれども、わりとMacはそこらへん、配慮されていたんです)
そんな感じで、グラフィックデザイナーやイラストレーターは、自分が作っているRGBデータが印刷に向いているかどうかを確認したり、制作環境を整えたりしているんですね。
お大尽さまコースですと、キャリブレーションキットを使ったりします。
自動でやってくれるので安心感が強いですね。
こういうやつです。


