日曜日に動画を撮ってたんですよ。
趣味の一環でして、お仕事には直結しないんですけれども。
ゆくゆくは糧になるでしょうということで、休日も有意義に活用しているんですが。
季節は春。
空模様は花曇り。
動画をPCに取り込んでみたら、なんだかシャドウ部が潰れ気味。
おおぅ、しまった。
カメラまかせにしていて、露出アンダーになってた。
モニタではいい感じに見えてても、やっぱりちゃんとアンダーになるんだね。
こんな感じで撮れてた。いろいろ暗い。
よくある「空が白いと露出アンダーになる事例」に当てはまっていたのでした。
同様の事例としては
「雪景色だと露出アンダーになる事例」
「背景の壁が白いと露出アンダーになる事例」
というのがあります。
白い = 明るい とカメラが判断して、露出を絞り気味にする状態です。いたって正常。キミは間違ってない。
いままでは測距・測光機能が壊れたD5300を使っていたので、アンダー・オーバーは気にもしていなかったのです。モニタで見てなんとなく合わせる、または露出計を持ち歩いて軽く測光してみる、みたいなことをしていたので。
(壊れていても使えるのが心強いぞ、D5300さん)
測光関係が壊れていないカメラに任せて失敗するとヘコみます。
いままでテキトーにやってたクセして、なんなんだこの敗北感は。
ちゃんと動作するからこそ、任せっきりでしくじった感を味わうのは、なんともいえない気分だったのでした。
これくらいになってほしいかなあ。+1.5段オーバーにしました。
そんなわけで動画については、カメラ任せの機能があるとしても、単体露出計(入射光式)を持ち歩いた方がいいなと、改めて思ったのですよ。
お仕事なら、なおさらですよね。
環境光はしっかり把握しておきたい。
単体露出計ってなに?
言葉の通り、露出を測る道具です。
プロカメラマンなら必ず持っている道具のひとつ。
コレを持っていない人はプロじゃありません、と言い切ってもいいくらい重要。
こういうやつです。
なんでデザイナーが持ってるんだ?
って思いました?
そりゃ撮るからに決まってます。
閑話休題。
当然のオハナシですが、露出計はカメラにも組み込まれているのです。
けれどコレは、カメラのやつよりもはるかに正確な光が計測できるんですよ。
いや、ちょっと書き方が違うな。
カメラで測るよりも、もっと確実に「被写体に当たっている光の量が測れる」が適切です。
スタジオでモノ撮りする人はとくに、複数設置したライトごとの光量を計測する必要があります。そのとき単体露出計は不可欠なんです。
あとは複写するときとかも不可欠。
「なんとなくいい感じで光が当たってるよね」ではなくて、厳密に画角の四隅の明るさを測らないとダメなシーンってあるんですよ。
半段の違いが後悔につながる、それが複写です。
なのでこういうアイテムを使用します。
入射光式/反射光式の露出計について検索してみていただくと、理解度が高まるかもしれません。
たとえば単体露出計はコレとか。
もうちょっとお買い求めしやすいものだと、コレとか。
上記2点は定常光/フラッシュを使った撮影の、両方に対応するものです。
スチル撮影の場合は、だいたいフラッシュを使いますよね。
発光が一瞬なので「当たった光を記録する」ための仕掛けが必要なんです。
それに対応できるのが上記の露光計です。
昔はもっといろんなメーカーさんが作ってました。
ミノルタは憧れのメーカーのひとつでしたね。
それに対して。
定常光、つまり光りっぱなしの照明にだけ使用可能なのものもあります。
こちらは光量を判定するのに、やや人の手を必要とします。
ちょっとのんびりした撮影に向いてます。
あと、動画にも向いてる。
こちらは電池要らず。
磁気が強いので保管場所には注意が必要。
静止画はRAWで撮っておけば±1段くらいどうにでもなりますけれど、動画はそういうわけにいかないんで、撮影時に測光しておくことも大切。あとで調整できるとはいえども、その幅はRAWより劣ります。
(自分の環境で言えば、静止画が14bitに対して動画は8bitです)
カメラ内蔵露出計は背景に騙されることが多いので、単体露出計で環境光を調べておけばしくじらなかったよね、というお話でした。
スマホには単体露出計アプリがあるらしいです
使ったことがないので、ちょっと言及できませんけれども。
最悪の場合、そういう手段もあるみたいです。
アクションカムはどんな感じ?
話は変わりますけれども。
最近インスタやYouTubeでGoProとDJI OSMOの比較プロモーション動画が出てきます。
スキー・スノボをやってる人は補正についてどう考えてるのか、ちょっと気になりました。
アクションカメラが進化したとはいえ、露出補正についてどこまで自動でいけるものなのか、よくわかりません。
データと実際が違っているかというよりも、官能部分のお話なので、人によって好みが違うんですよね。
とくに高価なアクションカメラはお財布的に厳しいので、確かめる余力がありません。
なので興味はとても深いです。
自分の知っている限りでは、補正が必要なはずなんですよ。
そこまで撮影者の意図は汲んでくれないものなので。
スマホの静止画はHDRが効きますから、あまり気にしてる方はいないかもしれませんね。ああキレイに撮れたねって感じてると思います。
いま動画撮影時にHDRできるなら、もっともっと話題になってると思うのですけれども、まだもうちょっと後の技術なのかなぁと思います。
そう思って調べてみたらGoProもDJIのOsmoもHDR動画のようですね。
もしかしたらアクションカメラユーザーはHDRを「きれいだね」と思って使ってる可能性が高いかもしれないぞ?
いや、それがイカンわけじゃないんです。
当たり前すぎて話題にすらならない、って感じなのかもしれません。
ちなみにiPhoneを調べてみたら、HDR動画は12以降のモデルで対応しているみたいです。
コーデックはHEVCで、ProResではないと。
RAW動画も存在している
さらに気になって調べてみたら、RAW動画が使える機種は思ってるよりも存在するんですね。
それだったら多少の露出ズレは気にしなくても平気かな?(語弊はあるけれども)
だけど、すべてのものが、基本、お高い(笑)
カメラ本体も、レンズも、記録メディアも、編集用コンピュータも、より高いものを選びます。動画が求める性能というのがあるんですよね。
なのでまだRAW動画はプロの領域にとどまってる感じでした。
使いこなせればすごいんでしょうけれど。
休日にちょろちょろ撮って、ヒマをみつけて編集、という人にはちょっとハードル高すぎるんではなかろうか。
静止画だからRAWで楽しんでますけれども、動画は確認するだけでも収録時間分かかりますから、自分にとっては現実的じゃない。
せめて素材は条件を良い方向で整えておきたいので、背景による白飛び・黒つぶれは測光でお膳立てできたらマシなんじゃないかなあと思いました。
RAW動画はともかく、いまの自分としては露出計を使って基本に戻るのが一番良さそうです。





