過去にこんな記事を書きました。

 

https://ameblo.jp/airgraphics/entry-12589445453.html

 

https://ameblo.jp/airgraphics/entry-12731330638.html

 

4月に入って、新しく職場に入った人が読まれているっぽいので、さらに追記しておこうと思います。

 

環境光を減らす。

ディスプレイに映り込む照明を減らす。

 

それ以外にやっておくといいことがあります。

 

それは

  • ダークモードにする。
  • ディスプレイの壁紙、背景は暗めのニュートラルグレーにする。
  • ディスプレイは27インチくらいのサイズにする。
  • できるならそのサイズのディスプレイを2台用意する。
  • ディスプレイは非光沢タイプを選ぶ(ノングレア)

です。

 

要は白いLED光が一番ダメってことじゃないですか。

だったら無駄な白を減らせばいい。

 

どうやって?

色を感じない彩度ゼロの暗い面を増やせばいいんです。

 

Microsoft365ではダークモードが用意されていたりします。

これ、いきなり白色が減ります。

 

 

 

さらにディスプレイの壁紙、背景をニュートラルグレーにして、白く明るい面を減らす。

Macならココで設定。

アプリケーションも設定で白い面を減らす。

Illustratorならユーザーインターフェイスでグレーを濃くすることができます。

 

 

白地ベースのデザインでは、アートワークを拡大したら白ばっかりの画面になりますけれども。

全部が全部白になるわけじゃないので、これも効果がありますよ。

 

Photoshopならこれとか。

 

 

(個人的にPhotoshopは一番暗いテーマを選択しています)

 

余談ですが、カメラ関係ではめちゃくちゃ使う「18%グレー」というものもあるんで、ビジュアル関連で生きてる人はグレーとの親和性が高いんじゃないかな。

 

(世の中のあらゆるものを集めたら、反射率はだいたい18%でおさまるというお話があるんですよ。これをもとにして写真の標準的な露出が決まってます)

 

ああもうグレー最高。

 

とか思ってます。

チョー地味だけど、グレーはデザイナーの命綱です、ええ。


ディスプレイを大きくする。

これをやると、デザイナーとディスプレイの距離が60~70cm取れるんです。

小さなデスクを使っている人は、大きなデスクを使うことを検討してください。そして可能な限りデスクの奥にディスプレイを置いてください。

 

光は距離に応じて減衰するので、目が感じるギラつきが減らせるわけです。

 

 Macbook Proとかで作業している人はデスクトップよりも近いですから、目がブルーライトを受ける率は高いです。(なので外付け大型ディスプレイを検討してください)

 ディスプレイを2台使うと、作業効率がめちゃくちゃ上がるというお話もあるので一石二鳥ですね。

 

環境光を落として、背景色をできるだけグレーやダークモードにして、かつ作業者からディスプレイとの距離を取る。

 

これだけで目の疲れがめちゃくちゃ減ります。

 

メガネとかで色を変えずに対策できればハッピーですので、可能ならお試しください。

 

ディスプレイはツヤ消しタイプを選ぶ

ノングレア(非光沢)というやつです。

映り込みがめちゃくちゃ減るので、目の疲労が軽くなります。

グレア(光沢)タイプは、下手したら自分の顔が映り込みます。

自分かビジュアルかを見極めなきゃ、みたいな作業はしんどいだけですね。

 

世の中には、ノングレアタイプのディスプレイについて

 

「静止画や映像の発色が地味。写真・動画編集などには向いていない。」

 

という記述も存在しているのですが、だとするとEIZOのColorEdgeシリーズは、我々のお仕事に向かないってことになります。

 

そんなことある?

 

ありません。

 

うちで使っているディスプレイはColorEdgeではなくFlexScanですけれど、それで仕事してて怒られたことは一度もありません。

 

そんな感じで、ディスプレイ選びひとつとっても疲れが違うよ、というお話でした。

 

少しでも快適に制作できるよう、お祈りしています。

ではでは。