ペン先を買ったんですよ、楽天市場で。
そうしたらなぜか「恐竜消しゴム」と「船消しゴム」がついてきました。
うは。
買ったものよりオマケの方が大きい!
確証も裏付けもありませんけれど、ペン先のようなアイテムをグラフィックデザイナーが使うケースは少ないと思います。
ミリペンの方が需要あるんじゃないかな。
にもかかわらずなんでそんなものを買っているかと言うと、
気分です。
それ以外にありません。
道具っていうのはそんなもんで選ばれたりします。
丸ペンならミリペンより細い線が描けるとかいった理由はありますけれど、ムラやブレが大きく出るのも丸ペン。
下手の横好きをなんとかして売り物にしようと思う心根が、そんなアイテムへの購買動機を煽ります。
さて。
そのペン先を買ったら消しゴムがついてきたのですけれど。
ぶっちゃけ、ぼくらは消しゴムを使いません。
違うな。
消しゴムを使うシーンというのは、限られています。
一度引いた線や、一度書いた文字が失敗だったとして。
それを消してしまうと、同じ失敗を繰り返します。
失敗は失敗として認める。
それは残しておいて、新しく線なり文字なりを引いたり書いたりする。それしか成長が得られないんですね。
だから「あー、失敗だ」というものは残す傾向が強いです。
字なら二重線で打ち消して。
線はあまりにも変だったら用紙を新たにします。
だから、ラフスケッチを何度も描いて。
線は消さずに残して。
何描いてるか分からなくなったら、その紙はどこかに貼り付けて。
お前失敗しただろ、と自分にツッコミいれつつ新しく描く。
それを重ねてぼくらはお仕事をします。
失敗なんてするわけないやん。とかいう人もいます。
はい。
すごい人はそうですね。
ぼくはすごくないので、失敗を重ねます。
そういうものなんですよ。
人間は失敗するものだ、と思っているほうがいいもの作れます。たぶんね。
ちなみに。
じゃあ、いつ消しゴムを使うのかというと、
下描きの上からペン入れした時、とかですね。
ただ、そういったイラスト的なものに
恐竜消しゴムは使わない......と思うなぁ。
使い道のない彼らの行き場はどこだ?