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 私は子育てをきっかけに政治について考えるようになりました。

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2024.4.22 

 

突然ですが、4/21(日)開催の『かすみがうらマラソン 兼 国際ブラインド マラソン 2024』に参加してきました。初めてのフルマラソンです。

一夜明けてまだ身体が思うように動きませんが、感想は…「きついけど楽しい!!」です。

マラソン大会参加は議員になってからの七草マラソンが唯一でした。1人でゆっくり走ることはありますが、大会は七草以外未経験。10km以上の世界は、走る前から自分の体や心がどう変化するか、楽しみより不安の方が大きかったです。ただ、私1人での参加ではなく、誘ってくれた山中議員をはじめ仲間がいたので最後まで闘い抜こうと決めました。

 

 【決意のスタート!】

 まず会場に着くと人の多さに驚きました。2万人も募集していたから当然でしょう。また、「国際ブラインドマラソン」の題名通り、盲者と伴走者がレースに参加していたり、盲導犬のブースがあったりと、福祉の視点から参考になることが多かったです。
ウェアに着替えてスタートまで何をどうしてよいのやら…と悩んでいると、すかさず一緒に参加した山中さんから「皆、軽くストレッチしよう」「このタイミングで軽く食べておこう」と、適切なアドバイスがありとても助かりました。その後、時間になりスタートラインに立った時、これからの6時間走りっぱなしと思うと不安しかなかったです。1人で練習をしていたので、自分の走りで完走できるか客観的な判断ができなかったからです。しかも練習時に買ったばかりのGPS時計を数日前に紛失してしまい、ペースも分かりません。それを言うと、山中議員が「俺の使いな」と自分の腕から外してその場で貸してくれました。もう、ここまでくればあとは一歩を踏み出すだけ!人の波に酔いながら「絶対完走する!」と、決意を新たにスタートしました。 

 

 【順調の20㌔】 

たくさんの市民の方が沿道で応援してくれました。その中で車椅子の女の子とハイタッチをした時、ニコッとこちらも見て笑ってくれました。「マラソン大会はランナーだけのものじゃない」と元気をもらい、20㌔くらいまでは意外と順調でした。ここまでの距離は練習で走ったことがある距離だったからです。ですが、経験があるのはここまで。これから先は未知の体験の始まりです。

 

 【異変の25㌔】 

25㌔付近でふと、体の異変に気づきました。両手にしびれを感じ見てみると、全体的にむくんでいます。手を軽く握ろうとしても、指が動き難く、ゆっくりとしか握れません。走っている間、エネルギー切れが怖くて喉やお腹が空いて無くてもエイドがあれば取って食べていました。にも関わらず、やはりエネルギー切れになったようです。「歩きたくない」と「もう、体が悲鳴をあげている」の思いが交差して決心がつかないまま無理やり1〜2㌔走っていると、今度は息が大きく吸えなくなりました。「さすがにこれはまずい!」と判断して、泣く泣く歩くことにしました。
なんで私はこんなにツラい42.195㌔を走り続けるのか。
この期に及んで、ふと頭をよぎりました。 まわりを見ると歩いていたり運動でストレッチをしているランナー等、みんな自分のペースでなんとかゴールに向かい走っています。参加理由や目的は様々ですが、同じタイミングで同じ道をひたすら走る様は1つのコミュニティに思えてきました。どんなにツラくても、たとえ1人で走っていても、まわりのエールや助けで走り続けられる。痛みと戦いながら考えてました。 

 

 【地獄の30㌔】

 31㌔付近でもう一人の初参加の仲間を介抱していた山中さんに出会いました。

偶然追いつき、お互いの調子を確認して(私は自分のことだけで余裕はなかったのですが…。)走り続けました。
山中さんから「大丈夫か?」と言われましたが声を出す元気は無く、ただ頷くことしかできませんでした。この過酷な状況は自分の能力以上の無謀な挑戦をしたことが原因だったのか、単なる練習不足が原因なのか、今となっては分かりません。頭の中には「完走」の二文字だけです。 

 

 【ラストスパート!】 

35㌔を超えた頃から一歩踏み出す事に足先から全身まで痛みが貫きました。もはやどこがどのように痛いのか、形容しようがありません。身体全体が痛い…。それでも、ここまでくると「リタイア」の文字は1ミリも浮かびませんでした。ゴールはもうすぐと分かっていても永遠に続くように感じました。この頃には走っているのか、歩いているのか分からないペースで沿道からの声援も「あなた、これ飲んでいきなさい」と、確実に私を指定して声をかけられたほどで端から見ると相当危ない状態に見えたのかも知れません。

ゴールの「FINISH」の文字が見えた時には心から安堵しました。ついに本当のゴールに辿りつきました!これまで歩くのも痛くて散々止まりたかったのに、ゴールで強制的にレースが終わると途端にさみしい気持ちになり、暫くは何も考えられませんでした。

 

 【レース終了後】

 ウェアを着替えて仲間と合流。みんな一様に体の痛みを訴えているものの、いつもよりも晴れやかな顔でした。
レース前はフルマラソンを走れるのか、不安で仕方なかったです。自分に体力が備わっているのか確信が持てなかったからです。今回、能力の限界まで自分を追いこんで、その先の一歩を踏み出す瞬間の経験ができたことが初フルマラソンで得たことです。
また、素人の私が走り続けることができたのは山中さんをはじめ、一緒に走ってくれたランニング仲間や沿道で応援して下さった方々、温かい運営の方々の支えがあったからです。マラソンって、1人で走っていてもみんなで走るものですね。

次のレースが楽しみです。

 

 

 


 

 

 

 

※日付の誤りを指摘を受け訂正しました。(224.4.23)


 

 

 



 

 

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