使ってみたらNiVEと比べ物にならないぐらい簡単だったので実践的というかとりあえず使い方を。

■使い方
右クリックして「アニメーション」→「エクスプレッションの追加」を押して適当に書くだけ。

■書き方
・回転とか不透明度とか指定するところが設定項目がひとつのやつ
回転はとりあえず
time*360
って書いとけば1秒で1回転してくれます。
何秒になったら回転~とかそういうのは
if (time>=1) {
(time-1)*100
}
とか書いとけばいいんじゃないですかね。知らないけど。
不透明度も同じ用に適当に。

・位置とかサイズとかアンカーポイントとか複数あるやつ
[time*100, 200]
とか書くとx座標が1秒ごとに100動いてy座標は200に固定されます。
x = time*100;
y = 200;
[x, y]
って書いても多分一緒です。

・三角関数とか使いたい
Math.sin(time*10)*50
とか回転のところに書いたらいいんじゃないですかね。
10のところ変えたら速さ変わります。50のところ変えたら回転角度が変わります。
あとは適当に自分でアレンジを加えて。絶対値とかも調べたら出てくると思います。

・他のレイヤーの位置とか回転とか引っ張ってきたい
thisComp.layer("レイヤーA").rotationZ
とか書いたら他のレイヤーの回転の角度引っ張ってこれます。
動かないときはレイヤーの名前を変更してみて。

位置とか複数あるやつは
y = thisComp.layer("レイヤーA").position.y;
[100, y]
とかそんな感じに書いたら大体。
不透明度弄りたいけど最後のpositionとかのところがわからないってときは、とりあえずエクスプレッションを追加したときに最初に入ってるopacityとか入れたらいいんじゃないかと。

あと文頭に//って書くと無効化できます。
そんなところで。NiVEのエクスプレッションはマジ無理。
AEと似てるらしいのでAEのエクスプレッションの書き方のページとかも参考になるかも。

最後に最低限ここ は読んでおいたほうがいいかも。
OpenGLやってるときに端っこにゴミみたいなのが出てくることがあるので対処法を。
NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-3Dゴミ1
こんな感じでアイテムの透過されているはずの端っこに出てきます。
消し方は簡単でリニアワイプやマスク(基本図形)などで端っこをわずかに削れば消えます。
しかしなぜかはわかりませんが、ゴミが出ている反対側をわずかに削らなければ消えません。

というわけで実際に設定した結果
NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-3Dゴミ2

面倒ですけどちょっと手間をかけることでより綺麗に仕上げることができるのでけっこう重要なテクニックなんじゃないでしょうか。

あんまりわからないような気もしますけれども。

・キャノン
>位置 パーティクルを発生させる点の位置です。OpenGLレンダラの時と同様に考えれば良いかと。
>円筒半径 
 パーティクルを発生させる点の半径です。大きければキャノンの位置から離れた場所からもパーティクルが生まれます。
 ちなみに円筒と書いていますが実際は立方体のようです。
>発射数/秒 一秒間に生成するパーティクルの量です。
>発射方向 パーティクルを発射する方向です。全部0°にすることで真下に発射します。
>ランダム拡散方向 パーティクルを発射する方向を広げます。
 360に設定すれば完全にランダムに飛ばします。
>速度、ランダム速度 パーティクルの飛んでいく速度を設定するようですが詳しい仕様は知りません。申し訳ない。
>パーティクル回転 生成したパーティクルを回転させるようですが詳しい仕様は知りません。申し訳ない。
>ランダム回転方向 よくわかりません。申し訳ない。
>色 パーティクルに色を重ねます。基本的に元の画像より暗くなります。
>サイズ 生成するパーティクルのサイズを指定するようですが基準はわかりません。
>形状 球を指定するとエフェクトの球を適用したような感じになります。

テクスチャ パーティクルに画像を設定します。

重力 重力を設定します。-にすることで+側と反対の方向にすることもできます。
重力方向 重力の方向を指定します。
 ちなみに重力は途中で変更すると生成済みのパーティクルにも適用されるので途中で飛んでいく方向を変更するようなこともできます。
リセット 生成したパーティクルを全消去します。
Stop The World パーティクルの生成や移動を全て停止させます。この状態でもカメラを動かすことはできます。

マテリアルとライティングとNPOTTはあまりわかってないです。申し訳ない。
カメラはOpenGLと同様に考えていただければ。
またタイリングです。
VideoStudioだったらたぶん一発でできるんですがNiVEだと少々面倒です。

作り方
1、内接多角形のエフェクトを追加して並べる三角形の大きさを決めます。

内接多角形の設定
半径:75
線の太さ:1
線の塗りつぶし
→前景色:赤
  図形の塗りつぶし
→塗りつぶし:パターン
  パターン:LargeCheckerBoard(下から3番目)

塗りつぶしとか線の色とかは適当に何か設定すればいいと思います。
今回は半径のサイズを75にしてみましたけどこれもご自由に。
NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-万華鏡1
2、タイリングエフェクトを追加します。

タイリングの設定
タイルサイズ:512×384
鏡面:縦横

次にタイル位置の値を徐々に上げて三角形の上の頂点と画面の上をぴったり合うようにします。
今回はタイル位置:0×117で合いました。
そしてタイルサイズの384に設定下部分を徐々に下げて現れた三角形の底辺どうしをぴったり合うようにします。
今回はタイルサイズ:512×113で合いました。
NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-万華鏡2
最後に
回転:0×120°
位置:0×-256
に設定します。
NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-万華鏡3

あとは2の繰り返しでできます。
タイリングエフェクトの数は最終的に5つになるはずです。
ポイントは
・隙間を空けないこと
・赤線はギリギリ見える程度に残すこと
の2つですかね。
とにかく隙間を空けないことを優先した方がいいです。

NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-万華鏡4 NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-万華鏡5 NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-万華鏡6 NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-万華鏡7

わけわかんねぇっていう人はプロジェクトファイル置いておくので適当に考えてみてください。
ちなみにHexagramを使ってなんとなくそれっぽいこともやってます。
http://dl.dropbox.com/u/1724128/%E4%B8%87%E8%8F%AF%E9%8F%A1.nvp



GSnap編(たぶん)最終回。
補足説明とかあるかもしれないけどね。
先に断っておきますがかなりいい加減な解釈です。

NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-GSnap デフォルト
とりあえず今回は右側の設定項目の説明みたいなのを。


NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-GSnap Detection
一番上のDetectionの項目。
左から「Min Freq」 「Max Freq」 「Gate」 「Speed」となっています。

「Min Freq」は補正するときの最低周波数の設定で、「Max Freq」は最大周波数の設定のようです。
「Min Freq」は最小にし、「Max Freq」は最大にするのがいいかと思われます。
「Gate」はおそらく補正のにおける何かの最低値を設定するみたいです。
高く設定するとノイズを無視して補正できるらしいです。
「Speed」はピッチ検出するための検出の反復回数を指定するみたいです。
小さく設定すると速く検出できますが、誤検出が増えるらしいです。


NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-GSnap Correction
真ん中のCorrectionの項目。
上段の左から「Fixed Mode」 「Select Scale...」 「Midi Mode」、
下段の左から「Threshold」 「Amount」 「Attack」 「Release」となっています。

「Fixed Mode」と「Midi Mode」は、クリックすることによって鍵盤を指定するモードとMIDIを利用するモードを切り替えることができます。
「Select Scale...」をクリックすると調を指定して鍵盤選択を行います。

「Threshold」 は外れた音程を補正する有効範囲を指定します。
最大まで上げておけばどれだけ外れていても無理矢理にでも補正しようとします。
3つほど連続した鍵盤をoffにすると範囲の変化がわかりやすいかと。
「Amount」は効き具合で、上げすぎるとロボっぽい無理矢理な補正になり、下げすぎるとまったく利かなくなります。
「Attack」は利き始めるまでの時間で、「Release」は補正終了までの時間です。
「Attack」の方は小さめにしたほうがいいのではないかと思います。


NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-GSnap MIDI
下のMIDIの項目。
左から「Pitch Bend」 「Vibrato」 「Vib Speed」 「Calibrate」となっています。

「Pitch Bend」はおそらくピッチベンドの最大を指定するものと思われます。
最大の200に設定すると全音分になるみたいです。
「Vibrato」はビブラートの幅を設定するようです。
「Pitch Bend」と同じように最大の200で全音分の範囲になります。
「Vib Speed」は送られたMIDIによるビブラートの速度を速度を設定するらしいです。

「Calibrate」は補正する素材と関連付けて実際に設定するときのA(ラ)の音の周波数を設定するらしいです。
デフォルトでは440Hzで、素材によって変化するのでここで微調整するみたいです。


かなり推測で書いてるので間違ってるところがけっこうあると思われます。
ちゃんと調べたい人は本家の英語マニュアルを読んでみてください。
http://www.gvst.co.uk/gsnap.htm

ちなみにGSnapには違うスキンがありました。
NiVE他のフリーの動画編集ソフト講座的な何か-GSnap Grymmjack skin
公式にある「Grymmjack skin」と書いてある方がこれです。
こっちの方が文字が見やすいので使いやすいかもしれません。