助けを求めるその声は、かき消され、はかなく途切れて行く。
沢山の命が天国に召された日…
わたしはテレビの前に呆然と座っていた。
何か、違う世界の出来事を見ている感覚…
テレビの生中継で、どんどん車が飲み込まれて行く…
《誰か助けて!!》
《早く逃げて!!》
泣きながら、訳もわからず祈ってた。
あの時の光景は、その後、放映されることはなかったけれど、今でも思い出すと苦しくなる。
人の命の儚さ、大自然の凄さを目の当たりにして、その時は、とても現実だとは信じられませんでした。
でも、逆に人間って強いな。素敵だなってことを被災地のニュースを見る度に教えられた1年でもありました。
昨日のテレビで、被災地で1年越しの結婚式を挙げられたお二人が紹介されていて、お腹の中に赤ちゃんもいて、テレビのこちら側から《お幸せに》と声をかけました。
テレビのこちら側から、どんな言葉を並べても、何も変わらない。
でもテレビの向こう側の映像から、わたしたちは沢山のことを学びました。
痛みが伝わってくる度、一緒に泣きました。
復興がもっと進んで、傷付いた心が少しずつ癒やされて、昨日のカップルの様に、素敵なニュースがどんどん流れてくる…
そんな幸せな被災地の未来を願って、今日は静かに祈ります。
笑顔に包まれます様に☆彡