先日こんなお悩みをCA受験で頑張っている生徒さんにいただきました。
くるみ先生いつもお世話になっています。CA受験のことではないですが、聞いてください。
私はCAを長く目指しています。自分はCAにそれなりに向いているとか、友人でCAになった子と比較して冷静に見ても、私がなれないはずはない、選考でも最終試験にも残っているし‥という感じでずるずるとしています。
今の事務職で小さな会社で仕事をしている姿は、本当の私じゃないと思っていると、つらくなってきますし、自分が嫌いになってしまいます。どうすればいいのでしょうか?自分を好きになることって重要ですよね?
う~む・・。深い。
先日読んだ本で、マツコさん(本当に頭の切れる方だなと尊敬しています)がこんなことをおっしゃっていました。
「自分が嫌いなんです」っていう人の話を聞くと、理想化された自分が好きなんだけど、現実の自分はその理想についていけてないから自分が嫌いになっているというケースがすごく多いよ。
「自分なんてこんなもんでしょ」って思っていれば自分を嫌わなくていい問題なのに・・・
たしかに。
CAになることが仮に理想とだとすると、それが実現しない自分が嫌いになる。でも、その理想をはずすと、それほど自分のことが嫌いってわけでもなくなる。
「こうありたい自分」を「本当の自分」と思っているとつらくなりますよね。
「こうありたい自分=CA」をイメージすることはとても素敵なことだと思います。だからこそ、いろんなことに挑戦したり、目標が見つかると毎日にハリも出ますし。
でもそれにかんじがらめになっているのなら、それはちがう。
こうありたい自分と、本当の自分を比べすぎて消耗するのもちがう。
今、現職で事務職を頑張っている自分はまぎれもなく本当の自分だし、毎日仕事に行って、ちゃんとお給料いただいているなんて、十分じゃないですか。しかも夢もあるんですよ!
素敵な女性です。
みんなこうありたい自分や夢がそれぞれにぼんやりとあるけれど、本当の自分と葛藤しながら日々何とか歩んでいるというところではないでしょうか。
CAだってそれは同じで、どのエアらラインでも離職がけっこう出ているのがいい証拠では!
ぜひ等身大の自分をもっと認めてあげてほしいですし、自身の日常を大切にし、自身のいる場所、していることを大切にしている方が、きづけば、「あれ、そういえばまえにこんなふうになりたいって思った場所にいるね」となるのではと思います。
この本おもしろかったですよ!