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航空機のメンテナンスは完璧整えられていますが、やはり人智を超えたハプニングが起こることもあります。
私が外資系時代のバッグに必ず入れていたものは・・
ガムテとアルミホイル!!!こういった面白いネタはやっぱり外資系時代にさかのぼるのです。
ガムテは何に使うかといいますと様々なのですが、機内で余った段ボールがあれば、かなりのクレームの火消しに役立つ。
たとえば、美しい景色が楽しめる機内の窓ですけれど、あれが急に閉まらなくなることってあるんですよ・・・
もちろんメンテさんが日よけ(最近は自動シェ―ドな機材も増えましたがまだまだ)を上げ下げしてお掃除してくださってはいるのですが、詰まったりして下がらなくなることもあるんですね。
楽しい景色も、日差しがきつくなると、いやがらせのようにまぶしいだけだし、他のお席にもさんさんと日差しがふりそそぎ、
窓しめて!!いい加減にしてほしい。日焼けするじゃないの!
となるわけです。そして出動。
ガムテと段ボールでしっかりとシェ―ドを作りこみます。
見栄えが悪く、「私だけはずれくじをひいた・・」というお客様の思いを少しでも軽くするために、
お客様、段ボールは防音効果が高いですので、他のお席よりも少しは機外の騒音が和らぐかと思われます。
見栄えが悪く申し訳ございません。
と、ホームレスの方が以前テレビで語っておられた言葉を拝借し、したり顔
で伝えると、少し状況改善。
一難去ってまた一難。
今度は、機内の読書灯。
これがつかない!というケースはレアですが、外資系ではよくあります笑(と、現役さんでも語る方は多い)
つかない時は、フラッシュライトをお貸しするので(CAならみんな持っている)問題ない場合は多いのですが、消えないのが苦しい・・
その時は、アルミホイルが救世主。ライトは高温にはなりませんが、やはり紙などでふさぐには心配なのと、光がもれやすいので
ホイルで覆うようにしておき、必要な時はお客様にご自身で取り外していただけるようにします。
ホイルは、機内のオーブンで余ったチーズでピザトーストなどを作るときにも活用するんですけどね笑
また、ステイ先でホテルのバスタブの栓が甘い時(4スターとかでも外地のホテルはあり得ます)にも、ホイルとガムテがあれば
ゆっくりバスタブにつかれるのです笑
入社したときに、バッグに入れておくといいよと教えてくださった先輩に感謝したものでした。
意外と狭い空間でいろいろ工夫を凝らすことが生かせるので、DIYが得意な方はCAに向いているかもしれません。
アイデアのわきやすい人は、どのエアラインも欲している人財ですし、サービス適性にもつながっていますしね。