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CAはありがとうございます!とお客様に伝えるのが仕事だとおも思います。今回のANAの動画でも、感謝することに関してのお題がありますが、くるみさんは、どんなふうに感謝を伝えていましたか?
というご質問を頂きました。
いろいろあると思うのですが、「ありがとうございます」の、正しい伝え方ってあるんですよ。
機内とか日常生活とか、主に対面で伝える時、こうするとより伝わるという方法がある。
実際に先輩チーフに学んだことでもあり、またCAを退職してから読んだ本や体験から学んだものでもありますがまとめたいと思います。
①ちゃんとはっきりとありがとうと声に出す。
当たり前ですが気恥ずかしいのと、わかってくれているだろうという感じで、「ありがとう!」とか「ありがとうございました」と軽く小声でさらっと伝えることは多くないですか?
機内でも、トーンを上げてはっきりと、ありがとうございました!!!という感じで、!を飛ばすようにしっかりと声に出すと、
「いえいえ!」とか「こちらこそありがとう」とお客様からの反応はがらりと変わりましたし、日常でもそうです。
②顔を見て①を行う
これも案外恥ずかしくてできないことが多いのではと思いますし、わたしもそうです。でも、相手の顔を見てしっかりと①ができると
より伝わる。そしてできれば、00さんありがとう!とか、
お父さんありがとうとか、00ちゃんありがとうみたいに、相手の名前をしっかりと伝えるとGOOD!
意外としていないのではないですか?(わたしも笑)
機内でも、カードの場合お名前でお礼を伝えるのは基本ですが、ついつい端折るときもあり笑ますが、反応は全く異なります
③想定外のタイミングでありがとうをいう
仲間に親切にしてもらったら、後日、再会したときとか、しばらくしてから、あの親切はこんなふうに沁みました・・こんな風に役立ちましたと伝えたりしてありがとうを時間差で贈る。
機内でも、販売品を買っていただいたお客さまや、無理を聞いてくださったお客様に、すべてのサービスが終わって、あとは着陸を待つのみ・・・なアイドルタイムに、本当に本日はありがとうございました・・のように再度伝えに向かうとたいてい話が弾む。
④ありがたがり!になる。
苦手な人物やお客様に巡り合ってげっそり‥ってことが人生にはよく起こりますけれど、「ありがたがり」に職場ではなると腹をくくる。
苦手な人物お客様もよ~く、よ~く観察し、ありがたがるとすれば、
「あの方との出会いがなければ、そういえばあそこまでがんばらなかったので、意外と自分の実力を見いだせたな」
という感じで無理くり解釈できる。この発想でとらえると、まわりはありがたいことだらけになる。(ま、簡単でないけれど、職場限定とか、きょう限定とかでも十分)
というかんじで、ありがとうってとても深い。
ANA21卒の動画でも感謝ネタでのヒントもあるかもしれません。
簡単なことほどむずかしい、当たり前のことほどおざなりになるのが私たち。よろしければご参考までに。