以前ファーストクラスを担当しました。そこに、某超有名企業の重役さん(鬼渋!だけど、若い私にとっては素敵なオジサマにしか見えなかった)がご搭乗。

 

一緒に担当していたのが、当時アラフォーくらいの美人な先輩。いつもすべてが完璧な(ただし外見のみですが笑)、オトコ目線重視なプロ女子で、仕事は適当・・なので、後輩の雑用が増える、めんどくさい方だったのです。

 

ギャレーでドリンクの準備をしていたら、

 

「ぷしゅ~!!」とすごい音が、背中のほうから聞こえ、フローラルな香りが充満。

 

ポーン!!

 

ギャレーはヘアースプレーなど、香るものは食事を扱うのでもちろんご法度。

 

おかまいなしで、プシュプシュヘアースプレをキメこみ(いわゆるケープをご愛用。いにしえ~!みんな知ってます?)、美しく髪を、背後で整えるプロ。

 

おとめ座くるみさん、あなた1列目のサービスしなくていいから。

 

と、いつもはない笑顔のプロ。

 

ハロウィンえ?よろしいんでしょうか?

 

おとめ座おしぼりもドリンクも一切いらないから。2列目からはあなたね。1列目のあの方はすべて私がケアするから。

 

ハロウィンわかりました。(まあ、べつにおじさまケアはおばさまにまかせますけどねッ!)

 

そのあと、プシュー!と、盛りチークを何度も繰り返し、いつもは、パリッと背筋のまっすぐな人なのに、

 

心持ちクネクネ、スイートな感じを醸し出し、「お客さまぁ~ドキドキ」と、ネコナデ声で怖かった。

 

おやおや、プロはお客様を狙い撃ちする計画のようですよ。観察するくるみ。

 

 そんなとき、ギャレーに私と同じ年頃の、美しいお客様が来訪。

 

ドキドキCAさん(くるみ)、ちょっと主人に用がありまして。入ってもよろしいでしょうか?

 

ハロウィンかしこまりました。お席はどちらのお客様でしょうか?

 

ドキドキ一番前の席の00(鬼渋おじさま!ビンゴ!)です。

 

丁度、プロと鬼渋おじさまが歓談中のところに、くるみ、生き生きと口笛乱入。

 

ハロウィン失礼いたします。お客様、奥様がお越しになりました!

 

奥さまの若さをみて、驚くプロ!!!

 

おとめ座あの人、奥様なの?娘さんじゃないの?

 

ハロウィン奥さまだそうです!私もお嬢さんかと思いました。

 

 スカッとしたのもつかの間。

 

 まったくやる気をなくす、わかりやすいプロ。

 

 「コールボタンよ!」とおじさまのおよびもスルー。

 

 

 

 どこまでもすかっとしきれないフライトだったのでした。

 

 以前も一度記事にしたことのあるネタ多きプロの話。また思い出したら書きます笑

 

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