機内で気分が悪くなるお客様は数多くおられます。今日の記事は、
お食事中の方は、後で読んでくださいね。
今日は空席も多いし、子供ちゃん専属でいいわよ。キャッチよろしくね。
キャッチ?
このチーフはキャッチとなぜか名づけてらっしゃったのですが、VOMIT対応を最小限の負担で
終わらせる手法なのです・・・
ってところで終わっていました。
子供ちゃんがお一人で旅行、しかも、空酔いがけっこうひどく・・となると、いつ何時、
VOMITになるやもしれません。お母さまなら、横の席に座って、機内シートに備え付けの袋を、お子様の
口元に近づけていただき、
待機していただけますが、私たちが、その代りだけに集中することは難しい。
まして、袋を持って、決定的瞬間に対して構えて待つことは、子供ちゃんにもプレッシャーだし、
そのような時間的余裕が私たちにない場合も多いのです。
でも、決定的瞬間(VOMIT)を袋の中におさめないといけないのです。袋以外に、ブツが落下した場合、
周辺のお客様の視覚、嗅覚に多大な影響を及ぼすのです
VOMITの輪が広く機内に広まることだってあるわけです。(もらい00ってやつですね・・汗)
で、私は、そのブツのキャッチ役に抜擢されたわけです。
ええ、私はけっこう運動神経はよいほうです・・・
すばしこいと、昔からよく言われました。それを見抜かれたのか、ブツを袋でキャッチすることを命じられたわけです。
子供ちゃんの見える場所でさりげなく紙袋を持ち、様子を伺います。
酔っているときに、あまり話しかけるのは厳禁。
そして、だんだん、子供ちゃんの顔色は変わってきました。
すぐにブツ排出となればいいですが、それまでの時間が苦しいものですよね。
子供ちゃんの様子を伺っていると、ぐぐっと、息をのみこむ様子が!!
「キタ~!今だ!」私は、間一髪で、子供ちゃんのブツを袋でキャッチしました。ばっちり決まりました。
キメキメ
すごい!あれはコツがいるのよ。やるじゃないの。なかなかできることじゃないわ。
運動神経いいのね。
私が新人のころ、こんなにほめてもらったのはあの時だっただけが気がします・・・笑 しかもサービスマインドではなく、なぜか運動神経・・・笑
その後も、子供ちゃんの多い便でキャッチ役を拝命しましたが、なかなかのキャッチャーぶりを発揮し、ソフトボールでもやっときゃよかったかと思ったほどでした。。笑
もちろん、急なVOMITで、手袋一枚で、ブツを回収し、水をかけて掃除し、消臭スプレーを施すという
一連の処理も何度も経験しました。
こんなことは、看護師さんからしたら朝飯前でしょうけれど、CAはかなり掃除や後片付け的仕事の側面は強い。
3Kとは、危険、汚い、きついという意味だそうですが、まさに3拍子揃った仕事でもあるのです。
賢明な皆さんなら既にイメージはなさっているとは思いますが、サービス適性だけでなく、
CAに必要な要素は、いろんな側面から語ることはできるんですね。
ぜひ、CAに対する固まりすぎたイメージで面接で会話なさらないことをお勧めしたいです。
みなさんのどんな強みも、きっとCAの仕事に結びつくはずだからです。
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