先日、現役新人CAさんからのお悩みメールを御紹介していました。今回は、くるみの新人の頃を踏まえ、
回答?というか、私の考えを書きくわえてみました。それぞれの項目について気持ちをつづっています!
無事に訓練も終え、CAとして業務を始めてしばらく経ちますが、この仕事を続けていく自信がありません…。
>
> CAを目指していた頃は、絶対になって辛くても頑張れる!と思っていましたが、現実はそうでもありませんでした(>_<)
入社して数カ月、実は少し仕事の全貌が見えてきて、一番こういった気持になりやすいかもね。
最初は、そういったことを考える余裕もないし。
けっこう波があって、数カ月するとまた楽になることが多いんですよ。
色んな観点があるのですが、まず不規則であること。早パタであれば、夜中起きが当たり前。フライト前日のお休みの日は夕方にはもう寝なきゃ!という慌てっぷり(>_<)実際、全然寝れずに二時間睡眠程で乗務してることがほとんどです( ; ; )これが永遠に続くと思うとゾッとします。
たしかに睡眠のサイクルが狂ってくると、体も疲れるし、精神的にもまいってくることはありますね。
私が最終的に飛ぶのを卒業しようとおもったきっかけも、国際線ナイトフライトのきつさに耐えられないと
思ったからです。しばらく様子をみられて、どうしても睡眠調整がうまくいかないようであれば、CAが体に合わないということもあるかも。実際そういった理由で退職せざるを得ない方も多いですし。
そして、安全性について。先輩方から色々ご指摘あるのは承知ですが、実際乗務を始めて言われることは「安全」に対することばかり。もちろん、安全が確保されなければ私達の仕事は務まりませんが、私は安全という学問を追求したくて、この仕事を選んだのではない、とつくづく思います(>_<)
>
> そもそもこの仕事につきたかったのは、大好きな英語を生かせること、また、サービス適性を生かしたかった、ということ。そして、素敵な旅の思い出作りのお手伝いがしたかったこと。
>
> やはり、安全を絶対に欠かせないのは承知ですが、私にはどうしても、毎日のように、安全について、あれこれ指摘されることが苦痛です(>_<)
う~ん。たしかに安全安全!!とうるさく言われてしまうと辟易してしまうよね。
ただね、CAだけでなくたとえば事務職に就いた方などでも、「書類のハンコはこのように押す!」とか、
「お札の向きをこのようにそろえていくのがルール」とか、もう嫌になってしまうくらい色々新人の頃はいわれるものですし、仕事の基礎を作る時期(現在フライト数カ月でらっしゃるし)は、どの職場でもウザイことを言われるのは避けられないのでは?
また、好きな仕事、やりたい仕事は、苦手な仕事、やりたくない仕事を経てようやくさせてもらえるものでもあるのも、他の仕事と同じかもしれない。
すぐにやりたい仕事をさせてもらえることは、まずありえないのでは?
今の会社で、サービスを極めたり、英語を活用できる未来がなさそうであれば、そういったことを実現できるエアラインを目指して、現在の経験をステップに置き換えるとかんがえるといいかも。
ただ、他社でもやはり、安全のことはいわれ続けるでしょうし、どうしても通りこさないといけない道と言えるかな。
CAを続けるのであればね。
高橋様の周りには、実際CAという夢は叶えられましたが、すぐに自分には合わない!と思われた方、いらっしゃいますか?
それはいくらでもいますね!案外、合わなくてスパッと辞める人は、次に進んだ職場で生き生きとがんばっているかな。やっぱりやめられない・・といって現職にとどまる方は、やはりなんとなく不満はあっても、現状ににとどまることがベターなのでしょうね。
仕事が嫌になって辞める人、嫌なんだけどその場を離れるまでには至らない人、この2つには大きな隔たりがあります。
私は、嫌になったらすぱっと辞める派かな。なんか、うだうだ色々悩みながらその場にとどまる根気がないのです・・・笑
常に人は自分にとってベストな選択を、その時々で行っているものだと思います。
そしてその積み重ねが自分の未来を作り出すのでしょう。
そう考えて、自分はどうありたいのかを掘り下げてみてくださいね。
CAをやめても、続けても、いずれにしてもよりよい未来を作り出すことは可能なのですから!
オフィスくるみの勉強会 こちらをクリック!
(11、12月講座アップしました!)
1ケ月で3刷決定!、「CAの私がVIPのお客様に教わった話し方のエッセンス」
都市部の大、中型書店などで発売中!紀伊国屋、(ジュンク堂、ブックファースト、三省堂などが豊富です!)
紀伊國屋在庫検索はこちら!http://www.kinokuniya.co.jp/store/
- CAの私がVIPのお客様に教わった話し方のエッセンス/高橋 くるみ
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
ソーシャルコミュニケーター高橋くるみの「ネット接客の技術」こちらをクリック