先日の記事
のつづき。
客室乗務員だけでなく、パイロットのみなさんもたくさんサービスに貢献くださっているんだ・・という話をしていました。
サーﾋﾞｽどころか、パイロットのみなさんがいらっしゃるからこそ、お客様もCAも移動できるんですけどね
よく志望動機などに・・・
「CA志望だと、御社のCAさんに話したら、色々親切にしてくださって感動しました。」
というネタを使われる方も多いですけれど、それはやっぱり、
「自分もなりたい時代があったし、なんだかんだ言っても、やっぱりこの業界、この仕事を愛している」ので、
「少しでも、CAの仕事の魅力を伝えたい」
という考えを持っているCAが多いから、つい力が入るのでしょう。（ちなみに、素敵なCAさんとの出会いが、御社を受験しようとおもったきっかけ・・・・というネタですが、う～ん、かなりかなり使う方が毎年多いです。使おうかな？と考えてらっしゃる方は、工夫が必要かもしれません
）
パイロットのみなさんも、空を愛する方ばかり
（。パイロットを目指すというのは、かなりの夢追い人であるのと同時に、
高い能力と身体機能を兼ね備えた限られた人物であるといえますよね）
だからこそ、搭乗なさるお客様にはできるだけのことをさせていただきたいなと感じてらっしゃるのかもしれません。
フライトの際、どんなサービスをお客様にされているのでしょうか？
お見送りのお客様にも配慮した飛び方・・とおっしゃっていましたけど、どういったことなんですか？
たとえば、羽田みたいに大きな空港だと「展望デッキ」で見送りしている人の姿って、まず確認できないよね。
そうですね～。米粒みたいになっちゃいますよね、人間の姿が。滑走路までの距離もありますし。
見送りしてもらっている、多くのお客様は機内の窓からデッキを見つめている方も多いと思うんだよね。
それはそうですね！私も経験があります。あのあたりにいるかな～とか・・。
席が逆側だったら、まったくデッキも見えないしね。
たしかに・・。でも、正直、CAとして乗務している際にそこまで考えたことは無かったです。
コックピットから見える景色はCAさんとは異なるからね。でね、そこをきちんと仕事中に考えてフライトしているようなコックピットクルーが、離島路線なんかにはいるんだよ。すごいでしょ。
へ～！もっと聞かせてください。
小さい空港だと、展望デッキで手を振るお客様からシップまでの距離が近いんだよね。機内の窓から、
デッキで手を振っている姿が、飛び始めてしばらくの間確認できるくらいに。
でしょうね～。それでそれで？
たとえば、見送りの人が多い場合、お客様が左にお座りであろうが、右でお座りであろうがきちんと姿が確認できるように、１周ぐるりと空港の上空を旋回したりするクルーがいるんだよね。
へ～！！それはすごいですね。左右いずれに座っても、きちんと見送り、見送られることが、コックピットの方の配慮で実現できるんですね。
僕たちの仕事は、CAさんみたいにダイレクトにお客様に喜びを与えられるチャンスは少ないけれど、
ちゃんと、コックピットからお客様の顔を想像して、操縦しているものだからね。
なるほど～。離陸着陸の際は、CAはほんとにバタバタな感じなのでそんなコックピットのみなさんの気持ちをあまり想像したことはなかったです。
フライト中のルート解説や、見どころのインフォメーションのみならず、こんなにあたたかい心配りがあったことに
感動したくるみでした。
そんなコックピットの中ですけど、人間模様はどんな感じですか？
じゃあ、さっきはくるみサンから話してもらったから僕から話そうかな・・・笑
つづく・・・。
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