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今日はブレイク過去記事をお届けします☆
今日は機内が肌寒かったので、ブランケットをお借りしました。
ブランケットをひざにかける時、ロゴマークが目に入って思い出した。
お客様にとって、毛布は寒さをしのぐもの・・・ですが、実は機内の重要な備品の役割も果たしています。
毛布のキャビンアテンダント的使い道・・・などを書いてみたい。(どうでもいい内容ですね・・・)
①即席消火器
今度、ブランケットを使われることがあったら、ロゴマーク周辺を見てみてください。
不燃性と表示があります。
すべてのエアラインがそうかどうかは知りませんが、日系エアラインでは基本的に、
毛布は即席・火消しの機能を持っている。
ちょっとしたボヤなら、この燃えない毛布をかぶせて消火(実践した経験はないけれど)
することも可能なわけ。薄い割にはかなり、温かいのもその気密性にあるのでしょう。
静電気も起こりにくいですしね。
よく、毛布をすっぽり頭からかぶったまま、オバQ的風貌でお休みのお客様も国際線には多いですけどね(日本人ならではらしい。外国人クルーはその姿を見て、苦しくないのか?日本人はマゾか?と驚いていました・・)
②すきま風防止用目張り
ギャレーは冷え込みます。メンバーが冷え込んでいると寒さはさらに、シベリア級というのは冗談ですが(ちょっと本気)
国際線ですと、ミールをキープする冷気などがカートの間から洩れてきたり、そもそも換気が激しく行われているので、スースーします。
私が在籍していた外資系エアラインでは、少々難ありやちょこっと古めのブランケットを目張り代わりに
隙間にいれこんで、冷え防止を実践していました。なかなか効きます。
③ゆりかごと、担架に変身
非常に丈夫な素材でできているので、3~4枚くらい重ねれば、倒れられたお客様の下にブランケットを敷きこみ、お客様を安全な場所にお運びする際に担架代わりに使える(これは実践経験あり)
ゆりかごは、お客様に教わった。
この毛布。2枚かしてもらえます?
どうぞどうぞ!
お客様は、毛布を2枚お使いになり、その真ん中に赤ちゃんを配置
何をなさるのか???
と思っていたら、お父さんとお母さんで両端を持たれ、ゆりかごのようにゆすられていた・・・。
赤ちゃんの、キャッキャという嬉しそうな声が聞こえ、その後、熟睡されていた・・・。
物は使いようです・・・
機内では、そもそも搭載に限りがあるので、一見、サービス品と見えるものが
重要な、装備品だったりする。
むだのない、合理的な空間でもあるわけです。
みなさんも、ブランケットを使われるとき、思い出してみてね。
そういえば、毛布・マクラ・日経新聞という三種の神器(国内線)でネタを思い出した。
また書きます。
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