まだ震度4クラスが来た…
京阪の某駅ホームにて、終電近いやつが動かなくなっちゃってる。
(10分後ぐらいに動いた。)
何か眠れなくなっちゃったので、
そのうちやるつもりだった振り返りを今しとこう。
実際、災害に出くわさないと分からないことがある。
兵庫県の某大学へ、保守運用業務で向かう途中で被災。
大阪駅での乗り換え途中。
走行中の閉じ込められで無かったのは、まだ幸いか。
社内業務ならVPN張って自宅からできるし
(この場合まだ家にいる時間帯なので、そもそも出勤しない)、
緊急度の低い打合せや作業なら、後日にしましょうよって出直すのだが
こういう日に出くわしてしまうのは、日頃の行いですなあ。
震災直後は、嫁の無事を確認し、社内の安否確認も回り始めてる。
大学関係者への電話がつながらない。
保守に行くシステムでは、アラートメールは飛んではいない。
というような状態。
システムについては、この状況からは
無事だった可能性と、ネットワークごと完全に潰れてメールすら飛ばせなくなった可能性がある。
「分からない」なら「確認する」。そしてインフラはこういう時こそ働く業種。
誰か見てるかはおいといてメールだけ投げておき、行ける範囲で出勤続行だ。
・移動について
あのクラスの地震がくると、電車は当分動かない。この認識がまずなかった。
あのクラスの地震がくると、電車は当分動かない。この認識がまずなかった。
揺れた直後は、遅くとも数十分ぐらいで動くもんだと思って待ってた。
出勤続行するならという前提での話になるが、すぐ駅構外に出てタクシー拾いにかかるべきだった。
気づいた時には遅く、タクシー待ちは超長蛇の列。
大学までは徒歩3時間。歩いて進み、あわよくば道中タクシー拾えればという構えを取る。
・連絡手段について
歩きで向かいながらも、大学関係者に電話を試みるが、一向につながらず。
ここまで電話がつながらないとは思わなかった。
逆に業務チームでグループ組んでたLINEが死ぬほど便利。
上長が「誰々は自宅、誰々は出勤済み、誰々は帰宅中…」とうまくまとめてくれるし、
落ち着いた場所にいる人間が「xx線は止まってるけどmm線は動いてるよ~」と情報をくれる。
セキュリティ面の是非とかはあるけど、緊急時にはこっちやな。
かといって大学関係者とLINEグループ組むかというと、難しいところ。
・結局…
大学関係者に電話つながらないまま、徒歩で現地到着。
全日休講。まあそらそうだよね。
でもまあ人間様の安否を確認した以上、システムちゃんの安否も確認するのが筋。
それで飯食ってる立場からすりゃ尚の事。
ざっと見では問題はなさそうだ。夕方まで監視していくぐらいのつもりでいたが、
もう建物自体閉めるから帰ってどうぞ、という事になった。業務終了。
・学内のこと
車出勤の教職員や、徒歩自転車通学の学生がそれなり居るかと思ったが、驚くほど居ず。
全日休講の連絡はどのように回ったんだろう?
できれば外部の技術者にもそれを回してほしかったなー…
・商業施設など
つかしん閉鎖。
大阪駅から数kmほどか、通勤通学(もしくはその断念帰宅)の大名行列が続いている間は
飯屋もそれなり開いてた気がするが、郊外に来ちゃうとこんなもの。
物流が止まるとか、働く人が来られないとか、色々あるのでしょう。
・他、交通インフラ全般
大学近くに着いたとき、最寄り駅で状況確認をしておいたが、
その時点で、夕方でも動いてるかどうかは分かりませんよ、とのこと。
この発想も無かった。
全日休講ですぐ帰りましょうってな流れになってよかった。
仮に夕方まで居たら帰宅難民になるとこだった。
駅員さんは来る人来る人にこの案内をしなきゃならず、大変なことだ。
行きも帰りも、空車タクシーなど一切捕まらず
これは期待できないものだと心得るべき。
あと、線路の保線作業で、人は跨げるけど車は通れない状態の踏切があった。
車(タクシー)なら自由自在に動けるわけではないのだ。
こういう保線作業をかなりの範囲で行わなければならないと思うので
上述した、電車は当分動かないというものだというのも納得。
とまあ、そんな感じで
災害時に何ができ、何ができないか
何が有効で、何が役立たずか
自分の認識の甘さだったり間違ってる点、そういうのを体で知る
梅田→伊丹→守口、有意義な6時間ムダ歩きでございました。
明日仕事行きたくねー。
[標題参考資料]
宇多田ヒカル - A.S.A.P. (2002, AL「Deep River」)
緊急時に電話は使えません!!!
ヒッキーちゃん何か別の通信インフラで一曲書いて。