裏MWM通信 2017.01.16@川崎クラブチッタ「快音大図鑑」
2017年MWMはイベントライブで幕開け。
ロックの新しいパワースポットを、というコンセプトの元、昨年よりクラブチッタで始めたこのイベント。初日から快音が炸裂する。
トップは「竹友修至」。普段はアコースティックで歌う彼がバンドスタイルで伸びやかな
美声で会場を包んだ。そして2組目は「アイザック・ウシワカ」。センシティブなカッコよさを会場に叩き込み、Vo.牛若丸の刹那い声がイベントを掌握しての3組目、H.A.O.の怪音
が会場と観客の脳天を揺らす。音は変われど、音を楽しむ空間に変わりはない、振れ幅の大きいロックサウンドを楽しみ、新しむことができるのがイベントの醍醐味。
そして極まってきたところで、MWMの特攻隊帳、JX率いる「Art of wonderland!!」
このバンド、ステージパフォーマンスに目が行きがちだが、もちろん目を奪われてもらって構わない、しかし、耳は是非、そのメロディアスで細かい作りこみバリバリの音に奪われてほしい。また、歌詞が以外にもと言っては失礼だが、深い。ライブステージと音源で
全く違うエンターテイメントを広げる彼らは、非常に楽しい。単純に言おう、楽しいバンドなのだ「Art of wonderland」は。
そして、ラストは真打登場「air code.」この日のair code.はまさに再起動というに相応しいステージだった。さまざまに形態を変え新たな音を模索した2016年から昨年末の再起動のLamamaを経て、今回のステージ。猫の目のようにクルクルと変わる音の世界
定番のぶち上げナンバーからミドルテンションに叩き込む重めの音かと思いきや、爽やかなポップロックまで、ほんとにこのバンドはわかりにくい、カテゴライズしづらい。というか、ロックの全てをぶち込もうと模索する、ロックとはなんなのか、それこそがair codeというロックバンドなんだろう。そうしたair codeの姿が凝縮された一曲がこの日も披露された「Butterfly」という曲だ、と個人的に思う。是非この曲は多くのロックファンに聞いてもらいたい、多分、今のair code.を分かってもらえる、世界中に本物のロックが日本にもあるんだ、ライブハウスシーンで掻き鳴らしているんだということを知ってもらえる一曲だと思う。
さあ、二日目はMWMの歌姫「サキヲぴょん」が歌う「侘寂」が登場!
サキヲ自身はバンドの前に「アティック」でのソロステージもあるのでそちらもぜひ。
今年の「侘寂はじめ」をよろしく!
そして3月に控えたLamamaワンマンへ向けた「侘寂」の第2章の始まりの物語を見逃すな!
写録家