母の誕生日でした。

アレンジメントの花をプレゼントしました。

母がトイレに立った時に、父が『母さんがお前の歌を久しぶりに聞きたいって言うんだよ。』と。

ありがたい言葉だと思った。

もったいない言葉だと思った。


今の僕には越えなきゃ行けない何かがある。

歌をただ歌う事は簡単なんだ。歌は誰だって歌える。

僕は詩いたい。僕は詠いたい。

詠いたい詩。

それは僕の声じゃなくたって出来る。

僕の声で謳う唄。

シンプルな事なんだ。

『大切な人の笑顔がみたい。』

それだけ。

それをどうすりゃいいのか探してる。


THE MODSの『バラッドをお前に』って曲。


そんな気分なんだ。


母は今日も素敵な笑顔で笑っていた。

父も嬉しそうだった。


帰宅して、歌詞を考えた。

提供曲の歌詞。

理想論を。願いを並べる。

現実と理想の違いに茫然となってばかりだけど。

知らない誰かの笑顔に繋がってるから、背伸びして描く。

その後は60年代のガレージロックを。

音やニュアンスを。

ただ聞くのではなく、感じる事。

それがセンスを磨くということ。

感情が動いちゃダメなんだ。

それは感動を探してしまうから。

センスは考えちゃダメ。生きてきた、過ごしてきた今の自分が無の状態で感じる事。

それが重要なんだと思う。

そして、その感じた事や考えた事を面白さに換えて、絶大なる好奇心で奏でる。

それが僕のスタイル。

1000円札で紙飛行機を飛ばしてみることを、単純に楽しめるのか?ってユーシ君が言ってた。

もったいない!とかじゃない。

ただそれを遠くに飛ばす事だけを考える。

紙飛行機が1000円札か新聞紙なのかは、僕らの楽しみには関係ないのだ。

価値観なんてそんなもんだろね?


焦らずに。じっくり。

ヨーグルトの海を泳いで、君に届けたい詩を探して謳うよ。