先日キングとしか形容できない前守備隊隊長の離任式兼退役記念パーティーがあり沢山の下士官が訪れた。

 

 

 

 

弱体化してゆく外人部隊にあってよく与太者をアルコールで手懐けてカネと奴らの時間を支配し今日まで守備隊を継承してきたことは尊敬に値する、お疲れ様でしたという他ない

 

 

 

その中に白眉拳の同門の軍曹がいた、別に何を話すわけでもない、私は縁のある蔡李彿拳に向かい彼は白眉拳には秘密結社的な関係を期待していたのに失望したと滔々ときかされたのみ

 

 

 

フランス人の師父にも事情はあるんだろう、コロナ禍以降大変だということは私にもわかる、以前は賑わっていた道場に今は看板さえない、享楽的なフランス人は人間関係を大切にする、言ってしまえば稽古などよりコミュニティが好きな連中、コロナで亡くなったお婆さん練習生の訃報など温かい掲示板に私も当初胸を打たれたものだ

 

 

 

 

しかし今はオバーニュの白眉拳道場は開いているのか閉めているのかさえ分からない

 

 

 

だが私はしばしば思う、

 

 

 

もし師父としっかりした信頼関係さえ築けていたら私も彼も練習が続いていたのかも知れないと

 

 

 

私は知っての通りクランだの秘密クラブだの言っておきながら飲み会やパーティーに偏る享楽的なグループに全く興味がない、そしてそういう方向性の性質のグループにはある種の嫌悪感さえ持っているが厳しい稽古やその先に発するビジネスなど実績を達成するうちに芽生えた関係の延長にあるパーティーやら宴会ならもちろんウエルカムだ

 

 

 

しかしこの司令部聯隊のように享楽ベースでできた人間関係など1ミリも興味がないし必要がないとさえ思う

 

 

 

もう死に絶えた大戦中の日本兵の戦友会の様な戦後皆必死で生活力を得て家族を擁し豊かになった余力でかつての苦能を絆に親交を深めるのならそれは必要だ

 

 

 

だが順序が真逆のものなど責任が支払われていない人間関係などどこに存在価値があるのだろう?

 

 

 

 

「 まず仕事をしようぜ 」

 

 

 

 

とはならない方がおかしいだろう

 

 

 

現在フランスではフランス共和派が選挙で大敗を喫しRN、Rassamblement Natinale、右翼政党の国民連合が優勢だ。

 

 

 

私は所詮は移民第一世代、国籍に無関係に外国人だが祖国の衰退を思うとき、助けてくれたフランスに敗戦国である日本と同じ没落退化と民族レベルの屈辱を味わって欲しくない

 

 

 

良いんだ

 

 

 

フランスの軍隊にさえいさせてくれたら、給料と休暇、運動してスポーツの時間さえくれたら後は自分でどうにかしてみせるし命を助けてもらった分くらいは働いてみせよう

 

 

 

右翼が悪いと一体誰が決めた、戦後日本の欺瞞主義者と日本はもちろん世界中で跋扈する共産主義者どもだけがそう言っているだけだ

 

 

 

まだ支配され食い潰されない文化とフランス人たちの誇りと居場所を守れ。

 

 

 

私は休暇で親戚一族と祖先の墓を守ってくれるお寺さえ栄えれば、そして翆虎師父との師事関係さえあればもう何も要求せん

 

 

 

そしてカンフーとトレードで進化さえ出来たら死ぬまでそれ以上は望まない

 

 

 

何か特別な集団や人と特別な関係が欲しければ解は恐らく単純だ

 

 

 

そこに必要なものは刹那的な馬鹿騒ぎでもアルコールの酩酊でもない、その場のキーパーソンの信頼の担保、あなたの惜しみない努力と献身だけ、

 

 

 

そしてもちろんその努力が報われて特別な関係が得られるかもしれないし得られず終わるかもしれない、しかし積み上げた努力は自信の進化として丸取りできるし、何といっても、自分の脳内で作り出した以上の秘め事、秘密/特別な関係など世界の、宇宙のどこにもないのだ。