先日はあわや地獄行きが回避できた。

 

 

 

何故なのかは分からないし実際あり得ない事が立て続けに起こり何事もなく今日は始まり無事に暮らしている。

 

 

 

先日は強大な災いが私に衝突寸前でその方向を変えた。

 

 

 

行き着く暇もなく与えられた仕事をこなして碌でもない日に蹴りを付ける為に食堂で酔っ払い共が残した赤ワインを飲み干して就寝してしまった。

 

 

 

事の顛末はもういいだろう、大事なことはここで捻くれず信じるべきものが吹っ飛ばなかった事に感謝することだと信じる。だがしかし私は今回の出来事から何を学びどういう対策をするのかを考える必要もあるだろう。

 

 

 

 

何度も考えたが結論は動かない、人間関係にも仕事にも全てにおいて損切り設定とポジション管理、そして何よりも、

 

 

 

 

「 トレーダーズ・マインド 」

 

 

 

 

に従って生きることだ。

 

 

 

 

 

また何かを売り始めたぞ、と思えばそう思えばいい。

 

 

 

 

先ず私はここのブログの収入に頼って生きる人間ではないという事、私はカンフーの師父と同じ道を歩んで自分を精一杯生きることにひたすらに憧れる一人の男でしかない。

 

 

 

 

だが暴発してしまいそうな暴力衝動で吹き飛ばされそうな私の人生という凧をコントロールし続けたモノ、そういえば倉庫にあった手斧を思い出して掴み取りに行こうとする私の裾をしっかりと掴んで離さなかったのもこのマインドがインストールされていたから可能な事だった。

 

 

 

 

そういう状況で使用した私だから分かることがある、自分が生きて存在しているこの世界はカオスだ。それが分かる人なら理解は簡単ではないが献身してでも身に付けるべき有効な武器だと分かるだろう。

 

 

 

 

得たものは単なる安心、運でしかないが同時にありがたい安心は運の悪さでやって来る災いが来れば簡単に吹き飛んでしまう脆弱なもの、そこに善悪など微塵も存在しない。

 

 

 

 

実際今回の死神は殆ど不可抗力に等しいモノだった。

 

 

 

 

色々思う事はあるにしてもPLE、隊内憲兵と言われたセキュリティ部隊への転属を以前にも増してお願いしよう。もう隊長にも私を以前ほどムダに拘束する事は出来ないはずだ。

 

 

 

 

だが決して突け上がらず、慎重に。

 

 

 

 

例の爺ちゃん兵長は相変わらず年寄りらしい真っ赤なフリースを着てウイスキーを飲んでいる、別にどうしてやろうとも思わない。聞くところによると年寄りを大切にする隊長との宴で、

 

 

「 ああ、アレ。ごめんごめん、あそこで寝ちゃったのオレだわ。キレイで快適、アイツはよく働くよ、おかげで今朝までスッキリ眠れたよ 」

 

 

と常備軍の午前中から始まったおこぼれ酒に集まって来て言い放ったらしい、マダガスカルや他の酔っ払いならそのままシラを切り通すところだが彼はアルツハイマーにしては当日の記憶があり、そのまま私が帰隊しても飲み続けていたとそういう事だ。

 

 

 

 

別に誰を恨む状況でもない、彼は外人部隊全軍が認めるオミソだし結局のところどこの勢力の働き掛けも見当たらず犯人探しをする事は取り敢えず今回は必要ないがそれが私や守備隊メンバーの人生をパーにする大惨事にならなかったなどと私以外に思う奴はいないだろう。

 

 

 

 

でも隊長はやはり勘の良い男かも知れないなと思う。

 

 

 

 

傲慢に振る舞うべく時に傲慢に、思慮深くなる時に思慮深く何かを感じて重く見ていたようだった。

 

 

 

流石は我らCalviの空挺で鍛えた軍人、決してバカな男ではない、やはり学歴では補えないドッグマスターに相応しいそれなりの能力と勘を持つ男だ。

 

 

 

 

 

その勘が何であったかなど知らせる必要は微塵もないしこれを蒸し返す事は今後の未来で誰に対しても何らプラスに働かない以上封印するしかないだろう、そしてそれには今とても良いタイミングで何より私自身の振る舞いにかかっている。

 

 

 

 

大切なフランス人生カードのジョーカーの札を一枚無くしてしまったがお札というモノは自分を災いから護る用途のモノで災いが無くなる結果に繋がれば無くなってしまうモノ、そしてジョーカーは諸刃のカード、これできっとよかったんだな。

 

 

 

 

さて、スッキリ眠ったところで気功の宿題を始めよう、先々日に買ったトレードの新しい本も読み進めよう。

 

 

 

 

先々日は蔡李仏拳のルーティンをしていて丁度師父の最新のブログで書いておられる事が感じられるようになっているこの頃、広く堅牢な構えが何を意味しているのかがよくわかる武術が蔡李仏拳なのだなと思っていたところだった。

 

 

 

 

 

恨みや憎しみに自身を灼かれてはいけない、失うモノは膨大なものになってしまうとそういう自分の内に芽生えた宝を感じることでよく分かる。

 

 

自分の人生に大切なものはいつだって自分の内側にもって築いていける外からは決して見えないものだ。