マルセイユとは面白い街だ。

 

 

港から発達した街だから古い銀行の建物が多い、コルシカ島からイタリアのメディチ家だのサヴォア家だのと言う銀行が入っていた建物はホテルになっていたりと今も賑やか、と思い込んでいたんだがマルセイユは旧庁舎以外は爆撃で吹っ飛び戦後再建されたそう。

 

 

やっぱりコルシカにしかないのか。

 

 

 

だが再建されたにせよ寺院やら地下の基部はしっかり残っている、やっぱり独特だ。

 

 

 

 

 

 

私は選択の余地がないからだが今日は特に無意味なストレスで疲れた、だがイライラを放置せずに体育時間を全部能無し銀行にはくれてやらずに必要情報を確認後、

 

 

「 後はテメエでどうにかしろこのボンクラ 」

 

 

と一方的にサーキットセットが仕事開始までにギリギリ完結できる残り時間で打ち切り自分の時間を救った機転は我ながら天晴れ、今本来なら筋トレの時間だがとてもじゃないが心が疲れてムリ、今日は米国指標発表の日だから値動きが活発になるはず、でも今やったら絶対負ける、今日はブラブラすると決意してここにいる。

 

 

 

サーキットができただけ良しとしなきゃあ。

 

 

 

 

 

こうでもしないと何もせずに24時間が平気で奪われてしまう国もまたフランスなのだ。

 

 

 

カネを扱う者を尊ぶ理由は人様の時間をも丁寧に扱う人種が金融に携わる者だと米英日の祖父を含む銀行員を基準としていた私の思い込みだ。

 

 

おじいちゃん、フランス人は残念だけどそうじゃなかったよ。

 

 

 

カネのだらし無い奴は全てにおいてだらし無い、これはフランスも例外ではないが庶民の窓口に関してはフランスの銀行も大差ない様だ。

 

 

 

 

 

旧港湾を歩きながら祖父の霊魂の気配に耳を澄ます。

 

 

(俺もいずれコイツらに埋もれてそうなっちまうのかな…)

 

 

正直に言うとボディガード訓練で日本社会では当たり前にできた事が出来なくなっていた自分を思い出すと滅多にない死にたい気分になる時がある

 

 

だが私は負けない、カネにも時間にも遅れを取る事を許したら私が紳士になる最期のチャンスを遠ざける、銀行員と言うには余りにプアなフランス行員を怒鳴りまくったのは悪かったがいつも海外の支払いが絡むとこうなる。

 

 

日本の銀行はIBANやSWIFT なんぞなくとも暗号通貨技術の応用などで高速の送金テクノロジーを実装したとかしないとか、

 

 

フランスソシエテジェネラル、この殿様商売め…..!!!!!

 

 

何か代替え手段はないものか⁉️

 

 

 

 

 

イライラが再燃する前にイヤホンでトレーダーの声を聴こう、私は感情のないマシンを目指すんだ、この世は無情が当たり前、条理より不条理が圧倒する、それがタオ、陰陽世界観だ。

 

 

 

トレーダーを目指す目的は単にカネを追っている訳じゃない、感情を封印していかなる状況下でも低脳共に貧乏に引き摺り込まれない自我を固める為、全ては私自身の魂、命を護る為、クソ山の金キラのニセモノを掴ませようとする危険なペテン師やサイコパスのその中で常に自分の最良の選択を掴み取るためだ。