気功をやりながらある和尚様のチャンネル、凡人懺悔コーナーみたいな奴を聴いていた。

 

 

 

気功には完全なミスチョイス、今度はもっとシンプルな優しい音楽しか聞かないことにしよう。

 

 

 

 

相談者さんの性別は不明、自分の注目を引くために大切な友人の秘密さえ喋って孤独を避ける暴露ルーティンを続けた結果周囲に誰もいなくなり寂しいという地獄の住人の相談だった。

 

 

 

和尚の回答は深く、結局のところ我慢で鍛えろという事が一点、次に子供が古来からスパイとして利用されてきた経緯という並の日本人には分かっていても語れない話をしてくれた。

 

 

子供は自分の注目を引くためにそれこそなんでもやってしまう無垢ゆえの悪魔の能力を持っているが実際プロのチクリ屋としてストリートを生きる内に自分のやった結果でその人が処刑されたり全てを失う様を見る内に嫌いな人はともかく好きな人の秘密くらいは守れる様になってくるという話であった。

 

 

私にも経験があって心臓が串刺しにされてしまった。

 

 

 

私はどんな人種やどんな親を持つ子供も好きだ、それは既に自分に子供ができないことから大切な存在に感じられるからだが最初はフランス語が未熟だから分からなかった。しかしある日コミュニケーションを取っている内に、

 

 

 

「 おじさんはいい人だから教えてあげる、実はあの人がね、おじさんは中国人と同じだから調子に乗らせてはいけないって言ってたから気を付けてね。そこにいる人はおじさんが好きな人だから大事にしてあげてね 」

 

 

 

と幼児の拙い言葉で教えてくれていたのにある日気が付いた。

 

 

 

 

「 そうかそうか、ありがとう 」

 

 

 

 

とハグをしただけだがその情報を照合すると既に目線や態度で私自身不信を既に感知している人物のことだった。

 

 

 

 

子供は人間盗聴器としての価値と実用的な能力は実際にあるのだ。

 

 

 

 

殆どの大人はそれを過小評価している。

 

 

 

 

そして私も人間盗聴器として母を救った事が実際にある。

 

 

 

 

 

私の母方一族が何より嫌う政界に進出した某宗教政党に傾倒した父がそのカルトの指導で奴らの気味の悪い仏壇と引き換えに処分を命じられた実父の真言宗仏式の位牌、捨てても捨ててもその位牌をゴミ箱から拾っては元に戻す私の母を、

 

 

 

 

「 教義を受け入れない 」

 

 

 

というただそれだけの理由だけで教団と連んで精神病院に閉じ込めた。

 

 

 

 

母は疎か私も騙し討ちに家族で外食に行くと嘯いて日野の精神病院に連れて行き、暴れる母を普通と雰囲気の違う大勢の看護師たちと急患入口に引き摺り込んだあの光景を今でもおぼえている。

 

 

 

 

一部始終の異常さくらいは理解した小2だった私は父が出かけるのを見計らい祖父母とまだ健全だった現在のそれとは全く異質の中曽根派自民党と懇意だった先代が仕切っていたおじさん一家に黒電話で一部始終と病院の詳細を通報した。

 

 

 

 

結果母は一族に救出され私はその功績(?)で本来私は狂った父の元に人柱として差し出されるはずがその異常事態を他所に友達との約束を優先し遊びに行ってしまった妹の放棄、代わりに私を引き取る方向に一族会議で決定が覆されたのだ。

 

 

 

 

もちろんそれを知ったのはその事件からずっと後のことだった。

 

 

 

 

今でもおじさんおばさん一家と縁も竹縄になると、お前危なかったんだぞ、と。ホントは妹じゃなくてお前があのキチガイのところで暮らすはずだったんだとご機嫌のおばさんがガハハと言いながら教えてくれる。

 

 

 

 

 

あぶねえあぶねえ、全ては陰陽宇宙の運命か。

 

 

 

父は入浴や食事などまともに育てられもしない子供をなぜ一匹だけキープしたがったのかは当時揉めていた父方の相続問題だとか聴いてはいるが未だに謎だしパーキンソン病と認知症を併発した今これ以上は永遠のお蔵入りになるはずだ。

 

 

 

 

 

だが当然父に似ている妹のおかしな性格の歪みを見る度に母方に引き取られた幸運と天の力に感謝せずにはいられない。

 

 

 

 

子供をそうやって意識的に使おうだなんてとんでもない、だが善意でもたらされた事には精一杯の笑顔でありがとうを言うだけだ、それは単に純粋な私に向けられた好意として感謝をするだけだ。

 

 

 

 

狂った連中を撃破するには更に狂って挑まないとやられてしまうのは確かではあるんだが、

 

 

 

それをもう20年くらい前の当時からなぜか日本崩壊の確信があっていずれ没落する日本民族のストリートチルドレンや崩壊家庭の子供を引き取り末端諜報組織を組織しようと真剣に計画の一部として温めていた当時の狂った信念を持っていた陸上自衛官時代に保全隊に行けなくてよかったのかも知れない。

 

 

 

 

人間には成長という大切なプロセスがあり子供はもちろん生きている限りそれを享受できる、間違いに気がついたら修正して魂を磨き続けて今生を過ごす動物が人類だ。人間のクズの告白、今がクズでもそれに気が付けば違う方向に舵を切ってそうじゃない人間を目指すことはできる、自分で気がつくことができたのだから。

 

 

 

そこに感謝さえできれば後は自分との戦いだろう、ちゃんと脳みそ付いているのならそこはみんな同じだ。

 

 

 

全く、普通に気功させてくれよなあ。