リズミックタウン2014妖精さんの設定考察 | 人生イロイロ。萌えもイロイロ。

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考察好きな私はフォロワーさんと話してるうちに、どんどんリズミックタウンの設定について考えてみました。
もちろん公式ではありません。
私の考察です。

なぜそんなことを考えたかというと、もったいない作品だと思ったからでした。
このお話は子供目線、妖精目線、観客としてリズミックタウンの外にいるものとして考えた時とで全然印象が違うからでした。
前回も書きましたが、ピンポイントでは泣けるけどなんだかもや~とする正体はそれでした。
自分の中で落とし所を見つけると、わりとしっくりきたな~。
そう思ってリズミックタウンを振り返ってみるとなんとも感動の嵐ではないですか。
早くこの脳内設定の検証がしてみたいものです。


というわけで、リズミックのなにがもやっとするかといえばあのご都合的な正義というかリズミックタウンだけが平和ならいいのか…とか。
大人たちがこれぞまさに平和ボケ…状態のですが、それというのも妖精さんのおかげ…

妖精さんたちは大昔に起こった戦争の犠牲になった子供たちで、その子達が街の平和と幸せのために悪いことを考えている人たちを止めるから犯罪が起こらない街だという公式設定。
ずっと不思議だったのは、なぜ男の子の妖精がいないのかということ。
ボーイッシュな妖精さんはいても、少年っぽくはない。
あくまでも服がスカートじゃないだけ…
ということなら、なぜ女の子しかいないのか。
私の考えでは、少年たちも家族を守るために兵士になって戦ったのではないでしょうか。
本当にテールくらいの年の子達も、家にいてパパが戦争に行ってて家族を守れるのは自分だけ…とママや幼い兄弟を守ったのではと思うのです。
だから彼らに納得ずくでお星様になったので未練はないのです。
自分の決断で自分の勇気を振り絞って家族を守ろうとした英雄であるパパの代わりを立派に果たしたのだから。
むしろ誇りに思ってたんじゃないかな~って。
女の子たちはそうしてパパやお兄ちゃん達が兵士になり、ちい兄ちゃん達が目の前で自分やママの為にお星様になるのを目の当たりにしていたら心置きなくお星様にはなれませんよね。
なので彼女たちはせめてこの街だけでも自分たちが思う幸せのカタチで守りたかったんじゃないでしょうか。
だから犯罪抑止といっても他愛無いものばかりですよね。
子供なりの善悪と親子への愛情に厚いのですもの。

もしくは罪悪感…をカタチで示すと妖精さんになるのか…な。
ダボがメイちゃんの話を聞かないでねたふりしたり、ロックの飲酒運転未遂。
あとはテールの病床のシーン。
ハンスがダボを追求しかけるところもか。
ラオとピースのシーンもラオは後悔してますよね。
そう思うとダボとハンスの対決(という程でもないですが)とか、トナやカイとのお別れシーンには妖精さん出てこないですよねぇ。
でもラストシーンには妖精さん出てくるし、罪悪感ってことはないかぁ。

とか色々考えてると妖精さんが出てくるたびに切なくなるのです。
無邪気な笑顔とかおませんさんだな~って微笑ましくなるほどのあざと可愛いさとか!!!
もうその年であざとさマスターしてるのか…
なんて可愛い…ってなりますし。

そして妖精さん考察はまだまだ続きます。
悲しい戦争とやらが何年前にどれくらい続いたのかはわかりません。
わかりませんが彼女たちのモチベーションはどこからくるのでしょうか。
犯罪が起こらない街だからといってみんながのほほんとしていたら、彼女たちの出番も少なくなりますよね。
そうなるとそこに存在し続けることができるのかという疑問です。
街を世界一平和な街にするために、日夜頑張る妖精さんも実際に世界一平和な街になったらどうなるんだろうと思ったのです。
実際に世界一平和な街かどうかは関係なく本人がそう感じたら…
その疑問の答えはラオとテールを見てい思ったのでした。
きっと妖精さんたちは恋をするのです。
好きな男の子のために心を砕き(テールを応援したように)チャージしてあげる(ピースがラオに触れて元気でたように)ことで、より守りたい…と力にするのではないでしょうか。
すべては愛(女の友情も含む)ゆえに。
ラオが好きだったピースは今、メイちゃんやテールと一緒に歌ったり踊ったりしてる子達のように一緒に遊んでたんでしょうねぇ。
それなのにラオが自分を忘れて見えなくなっちゃう現実をピースはどう思っているのか…
それでも守りたいと思う優しさもあるでしょうし、守られてるだけの無力な子供だった自分も恋をしパパが守ってくれたように誰かを守れるって知ることができるのがそのモチベーションなんじゃないかと思いました。

そして妖精さん達の祈り。
彼女たちの祈りが歌になって世界に共鳴する。
実はテール一家と妖精さんのSilent nightが一番好きだったりします。
元々、今さん大好きなんですがね、あの歌声聞いてて思ったのが今さんで「エーデルワイス」が聞きたいなって。
エーデルワイス→サウンドオブミュージック→パパ…と一人でぐるぐるしてました。
あれこそ妖精さんが一番叶えたいと願った祈りだと思うんですよねぇ。
パパとママと子供が幸せなクリスマスを過ごすって。
妖精さんが女の子だった頃。
きっとクリスマスの夜に祈りを捧げたのだと思います。
パパやお兄ちゃんが無事に帰ってきますよに。
早く戦争が終わりますように。
自分の怪我や病気のために家族が苦しんだりしませんように。
せめてこの街の中だけでもみんなが愛しあい支えあう世界になりますように…って。

あと何故大人に妖精さんが見えないのか。。。
これも私の勝手な設定ですが、サンタクロースを信じているかどうかだと思うのです。
大人になっていく過程で、サンタクロースを信じなくなる…というか実際にはいないんだ、パパなんだ、偽物のサンタなんだ…とかね。
そうして忙しくしているうちにきっと忘れちゃうんですよねぇ。
トナやカイやダボはサンタクロース当人なわけなので、本物のサンタクロースはないと言うことは知っていても妖精さんを感じるんだと思うのです。
だって!!!森が騒ぐと子供がポストへサンタクロースへのお願いを投函するって知ってるんですもの。
その騒いだ森は妖精さんなわけで…
きっと妖精さんたちはトナやカイに同族意識があるのではないでしょうか。
家族を求めて彷徨って。
誰かのために日々の生活から蓄えて妖精さんが守りたいと願う子供たちのためにサンタクロースへなろうというのですもの。
思えばトナとカイがプレゼント渡しに行くのは施設の子なのかな???
たくさんの子供が列になってプレゼントもらうんですもの。
テールはテールのうちに届けに行ってましたものね。
真っ先に施設の子達へ。。。というのがまたなんだかもう。。。切ない。
妖精さんがまだ女の子だった頃…パパやママがかばってくれたけど、そうして施設で過ごした子達もいたのかな~って思うと…
トナとカイを従えたダボこそがサンタクロース。
初めはリンの為だったかもしれないけど、結局は街のサンタクロースになった。
きっと妖精さんたちからパパ認定されたんでしょう。
でなければ犯罪を犯して逃げてきた(事になっている)ダボを妖精さんが認めるはずないですものね。
きっと妖精さんの正義から見たら微塵も犯罪行為ではないんでしょうけど。
妖精さんダボのこと大好きですものねぇ。
余所者のダボとは子供時代を過ごしていないのに…
でもあのじゃれ方見てるとやっぱりパパ認定なんでしょうねぇ。


と、考えてみるとこのリズミックタウンってとことんまで子供目線なんですよねぇ。
そう思って観てみると腹も立たないというか。
ロックとカイ目線で観るとああなりますし笑
やっぱり妖精さん…可愛い…