まだまだしつこく行きます!!!
遠野春日さんの作品で、絵師さんは御園ざぼんさん。
御園ざぼんさんって、御園えりいさんと同じ方・・・ですよね?
可愛いひと。の絵師さんでもある。
この方の絵も大好きvv
あらすじはワガママな恋人に疲れ果てて気分転換にブラインドパーティに参加した良祐。
気晴らしのつもりだったのに、そこで「ただひとりのひと」と出会ってしまう。
めくるめく一夜を過ごすとその人は消えていて・・・
ようやく見つけ出すとそのひとは自分の大学の助教授香田村で、彼には切りたくとも切れない恋人がいて~
というお話です。
BL読んでて初めてかも。
お互いに恋人がいるのに、別れてくっつくお話って。
しかもちゃんと修羅場があるなんて。
遠野さんの作品の「金のひまわり」が若干略奪愛風ですが、今回は両方にですからねぇ。
でもそれがもう萌えまくりでした。
良祐の恋人もワガママな君が魅力的☆風なカンジの子で、印象として子供の独占欲で別れない!!!って言い張ってるのかと思えば、本当に良祐を愛してて。
愛されてるからワガママも許されると思ってたんでしょうねぇ。
香田中の方は高校時代から10年越しの恋人伊達がいて。
伊達は自分の出世のために上司の娘と結婚し、香田中とは月に1,2回の逢瀬を重ねていたんだけども。
その逢瀬もいたぶるだけいたぶるカンジで、別れたいけどもう若い盛りは終わってるし良祐と別れる日が来た時は辛すぎるから今のままでも・・・と揺れる動く揺れ動く。
本当は自分ひとりを愛してくれる恋人がほしいと良祐に訴えながらも信じきれない香田中の煮え切らなさにはイライラしますが、でもなんとなく気持ちはわかるような。
物語だからイライラするけど、自分に置き換えちゃうと妥協っていうかこれ以上悪くなりようがないなら、新たな世界に飛び出してそこでもしまた・・・って考えると迷うよなぁと考えてみたり。
なんだかんだで一番泣きそうになったのは2人が纏まった所より、良祐の恋人が吹っ切って別れを告げにきたあたりでしょうか。(笑)
あのワガママ子がよくもまぁ成長したなぁと。(笑)
恋は人をオトナにするって本当なんですね☆
- 遠野 春日
- 純愛ロマンチシスト