「気功を短期間で上達させる」とタイトルでブチ上げましたが、何のことは無い。これまで言ってきたことをまとめて、チョット追加するだけです。で、毎度言っていることですが、最も基本的で、気功以外でも同じように結果を出せる方法なので、復習がてら読んで下さい。最近よく来る質問への回答も兼ねてます。
ポイント1 「目的を具体化する」
つい最近も記事にしてアップした気がしますが、目的の具体化です。最初に持ってきた理由は、一番重要だからです。
一番重要だからです。
大事なことなので2度言いました。気分が乗ってきたの嫌がらせにもう一度言います。
一番重要だからです。
これがないと何もはじまりません。なのに、一番スルーされているのがこれです。
一番スルーされてます。
いや~、何かこの書き方気に入りました(笑)。気に入ったので、もう一度嫌がらせにまとめて書きまっす。
一番重要なのに一番スルーされてます。
例えば、アメリカに行きたい!!とアナタは思いました。
ネットでアメリカ行きの航空券を探します。格安航空券のサイトを見つけ、アメリカ行きのチケットを検索。最安値のチケットをゲット。
いざアメリカへ出発!そして一番安かったロサンジェルスへ10時間かけて到着しました。せっかく着いたので、適当にロスの街をプラプラと散策しますが、ここでアナタは思います。
アメリカに着いた。色んな人種がいるし、建物もアメリカっぽいし、どこ見ても看板は英語だし、皆英語喋ってるけど、なんか違う。
アメリカ行きたかったから来ちゃったけど、どこに行けば良いかも分からないし、どうすれば良いのかも分からない。そもそも英語ワカンネー!
目的を具体化してないとこうなります。そして、大抵の人がこれを地でやってます。
アメリカと言っても、本土だけでもバカ広い。見所もできることも沢山あります。だから、アメリカへ何しに行きたいのかをハッキリさせないと何もはじまりません。
キレイなビーチリゾートへ行きたいのか、ショッピングを楽しみたいのか、山でトレッキングしたいのか、お目当ての観光スポットを巡りたいのか、はたまたアメリカ人と交流したいのかとか、まずはなぜアメリカへ行きたいと思ったのかを掘り下げて具体化しないと、上述した例のようになります。ま、当たり前ですよね。
で、まぁ大抵の場合、そのくらいの具体化はしてます。問題はそこから先の具体化をしていないと言うこと。例えば、ビーチへ行きたいと思ったのなら、ハワイもグアムもあるし、マイアミやらサンタモニカやら腐るほどあります。
そこで、なぜビーチへ行きたいのかを掘り下げる必要が出てきます。キレイな砂浜を歩きたいのか、透明な海を見たいのか、サーフィンをしたいのか、釣りをしたいのか、ダイビングをしたいのか、色々あります。
もし、アメリカへ行きたいと思った理由が、キレイな砂浜を歩きたいと言うことであれば、アメリカ以外にもキレイな砂浜は沢山あります。すると、アメリカ以外にも選択肢が出てきます。そこでまた具体化です。どんな砂浜を歩きたいのかと。
こんな風に、自分の願望をナゼ?ナゼ?ナゼ?・・・と繰り返し掘り下げていくことで、目的が明確になっていきます。目的がより具体的であればあるほど、的が絞れるのでどう行動すべきか、どんな知識が必要か、そのために必要な時間や資金など、必要な情報が見えてきます。
具体化しないから必要な情報が見えてきません。
ドンドン自分の目的を掘り下げて、一番細分化していった先に的が見えてきます。この的こそが、自分にとって一番イイ最適なポイントです。あとは、具体化していった過程そのものがゴールへの過程なのだから、それを追っていけば良いだけです。
ほとんどの場合、自分では具体化できたと思っていても足りていません。そこから最低でも3つ先まで具体化したところで、やっと輪郭がハッキリしてきます。
後はこの繰り返しです。過程を追っている途中でも、更に今していることに対して細分化しつつ先へ進みます。これができると、学習速度も仕事の能率も飛躍的に向上します。
ポイント2 「知識を得る」
脳にはスコトーマの原理が働きます。スコトーマの原理とは、知らないことは認識できないということです。足し算を知らない人に「12+14=□」と問題をだしても答えられません。意味を教えても、手で数えなければ解けないでしょう。
知らないことは理解ができません。
だからといって、大量の知識を持っている必要があるのか?と言うと、実はそうでもありません。大量に持っていても実はほとんど意味がありません。
これには「知識」というものを再解釈する必要があります。通常「知識を持つ=大量の情報を記憶しておく」と言う理解ですが、この定義自体が間違っています。
知識というのは使えて初めて知識です。ただ文言だけ覚えていても意味がありません。円周率を例え1兆桁まで覚えていても何の役にも立たないのと同じです。スゴイとは思いますが。
例えば、身体が硬くて前屈ができないとします。そこで解剖学をチョットかじります。骨格をみて、自分の身体と照らし合わせます。そして、股関節の位置を確認すると、今までの認識と全然ズレていることに気づきます。
すると、それだけで前屈が深くできるようになります。実際試して下さい。マジです。
知識というのは、ただ覚えても意味がありません。このように、実際に使えて初めて知識と言えます。ですから、解剖学にしても1から10まで全て知っている必要もありません。
必要な事を知り、変化を起こせればそれでイイという考え方です。だからといって、覚える知識が少ないと言うことでもありません。つまみ食い的に、今必要な知識を色んなジャンルから取り入れます。なので、結果的に大量の知識を得ることになります。
では、どんな知識が必要になるのか?と言うと、それはポイント1をやっていれば見えてきます。
ポイント3 「地味なことを地味に続ける」
読んだまんまです。地味なことを地味に続けられるか。ポイント1・2をクリアしたら、最大の難関がここ。大概ポイント1で挫折して、次に挫折するのがこのポイント3です。
なぜ挫折するのかというと、単に地味なことが大概みんな嫌いだからです。それと、地味なことを地味に続けていても、途中で才能がないとかセンスがないとか思い始めて、投げ出してしまうからです。
なので、「自分に才能などないと諦める」にしようか迷いました(笑)。
才能などないと諦めて下さい。
冗談ではありません。
こう言うと、「オマイはドリームキラーだ!」とプロのコーチから言われそうですが、それが何か?他人の夢なんぞぶっ壊してナンボです。
なんで諦めるのかと言うと、才能があろうとなかろうと、地味なことを地味に続けるしかないからです。逆説的に、それが楽しいと思える人が才能ある人と言う事になりますが、まーその通りです。地味なことが嫌いと言う人は、諦めて頑張りましょう。
で、なぜ地味なことを続ける必要があるのかですが、最初から応用技が出来るわけじゃないからです。気功で言えば、ひたすら気を流す。ひたすら気の玉を作る。ひたすら大周天やるみたいなことです。
始めてからしばらくの間は、気を出せても、それがどう言うことなのかよく分かりません。そう言ってる僕自身もよく分かってません。だから理論武装してムリヤリ納得しているわけですが、理論と気を流すという感覚が一致してくるまでは、結構な時間がかかります(勿論そうじゃない場合もあります)。
この「一致してくる」ことを「身体に落とし込む」と僕は言っていますが、ある程度落とし込めるまでは、地道に黙々と地味に続けるしかありません。
ですから、そこに才能だの何だのというムダな理屈を入れてしまうと、大抵の場合嫌になって投げ出してしまうので、端っからそんなことは考えない。何事も、どんなバカでも10年続けてればプロ級になります。それはつまり、才能なんて関係ないってことです。
と言うわけで、ある程度身体に落とし込めるまでは、地味なことを地味に続けます。
ポイント4 「他人の目など気にせず遊ぶ」
ある程度身体に落とし込むことができたら、今度は遊び倒します。と言っても、ポイント3が素でできるようになったら、これは3と同時進行でするようになります。
では具体的にどう遊ぶのか?と言うと、自分が面白いと思う方法なら何でも構いません。と言っても、どうやって遊べば良いのか分かりません!という人が結構多くてビビるんですが、簡単に言えば一人遊びです。
これは僕の中の定義ですが、気功の上手い人は一人遊びの達人です。
まー、気功に限った話しではなくて、何事においてもスゴイ人は一人遊びが凄く上手いです。そして他人の目を気にせず好きなことを好きなように、異常にやりこんでます。
逆に、どう遊ぼうか?とか考えてると全然遊べません。コツとしてはバカになることです。なので、プライドの高い人とか、自分は利口だとか頭が良いとか思ってる
童心に返って、ノリと勢いでアホなことをよりアホにやるだけです。ごっこ遊びなんかは超使える方法です。
例えば、僕が今日気の玉を作ったときにやったのは、Mr.ビーンのモノマネをしながら気の玉でパントマイムしてました。ビーンのノリで気の玉踏みつぶしたり、牡蠣を食べるシーンまねしながら気の玉食べたりとか、そんな感じです。
他にも、マイケル・ジャクソンの声マネしながら虚空蔵求聞持法をひたすら唱えたり、好きな曲をマントラでひたすら口ずさんだり、乗りすぎて踊り出したり、エアギターしながらメロディーをマントラでシャウトしたり、そんな感じです。
まー読んだら分かりますが、端から見たらただのキチガイです。が、やってる当の本人は楽しくて仕方ないです。エキサイトしまくってノリに乗ってます。
僕の場合は、地味なことを地味にやるのが結構好きなタチなので、地味にやってる内に面白くなってきて、段々エキサイトしてきて勝手に色んなことをし出します。なので、気づいたときには自分でも何してるのか訳の分からないことが良くあります。
と言うわけで、人目を気にしないで猛烈にエキサイトして、好きなことを好きにやります。
この4つのポイントをループさせて繰り返して行けば、何をやっても凄くなれます。
で、よくよく考えてみると、これって当たり前すぎる話しで、コツでも何でもないじゃないか!と言われそう(笑)
利休じゃないですが、当たり前のことが当たり前にできれば超一流です。