シークレット・ジャーニー | タカンナオトシゴロ

タカンナオトシゴロ

アマチュア劇団シーブの湯飲み茶碗「キアサマトモイ」がお送りする、私的詩的妄想マテリアルワールド!!


人生は長い旅路だ

とは、誰が言っただろうか?

人生は長過ぎて

何で旅に出たのか

その目的も

理由さえも

途中で見失ってしまうようだ。

ほんと

人間ってヤツは。



誰でも一度は考えた事があるだろう。

人は何処から来て

何処へ行くのか?

科学的な根拠や

オカルト的な理屈はさておき、

そんな時、大概は

何らかのカタチで

「死」という感覚と

向き合っているのではないだろうか?

それは遠くにある様にも見えるし

いつも隣り合わせでもあるから。

それを知ろうとする事は

タブーでもあり

まだ、魅力的でもある。

そして、それは

産まれた瞬間から

そこにある。




人という小さな生き物の

何億という人生が

この星の上で積み重ねられてゆく。

何億分の一である

あなたの人生こそが

あなたの唯一固有の物で

それが全てだ。

孤独という意味ではない。

仲間や人生の伴侶、

あなたの周りで

あなたに手を差し伸べる人はいる。

ただ、周りに

あなたを慕う人がどれだけいようと

純粋な意味でそうなるのは

(産まれ、生き、死んでいくという事)

やはり

あなた自身、ただ1人だけなのだ。

それがこわい。

と、感じさせる。




話を戻そう。

そもそも、人は

生きる目的や理由を

必要としているのか?


どうだろう。

そんな物、

必要無いとあなたは思うだろうか?



では、生きる目的や理由を

放棄したなら

それは「死」以外の

何なのだろう?




うんざりする様な

長い旅に出よう。

たった1つを目指して。

それが生きる意味であるなら。




photo:01