私がアーユルヴェーダを学び始めた頃のこと。
アーユルヴェーダの先生に食事の相談をしていたときのことでした。
私が普段の食事について話していたら、先生がふと、こう言いました。
「お腹、張ってそうだね」
その瞬間、わたしはハッとしました。
え?わたし、そんなにお腹張ってたっけ?
自分では全く意識していなかったので、
正直びっくりしたんです。
アーユルヴェーダを学ぶ前の、
介護の仕事をしていた頃は
早番・遅番・夜勤…と生活リズムはバラバラ。
一応、手作りのごはんは作っていたけれど…
「お腹いっぱいになればいい」
「とりあえずエネルギーを補給できればいい」
そんな気持ちで、
急いで→食べて→終わり。
という食事をしていました。
「消化にいいかどうか」
なんて一度も考えたことがなかったと思います。
今振り返ると、完全に
“体を動かすためだけの燃料補給”
でした。
わたしにとって「食べる」という行為は楽しみというより、
義務的な作業だったんですよね。
でも、先生に「お腹、張ってそうだね」と言われた瞬間、
「ああ、これがお腹が張るということなのか。」
と初めて気がつきました。
アーユルヴェーダでは、
消化力(アグニ)が落ちてくると、
食べ物だけじゃなくて
感情や疲れも消化できなくなり、
ガスや重だるさ、張り、冷えといった形で
体にサインが現れると考えます。
でも、そのサインに気づかず放置してしまうと、
だんだんそれが 「当たり前」
になってしまうんですよね。
わたしもまさにそうでした。
ずっと「これくらい普通」と思い込んで、
自分の体に起こっていることを見ようともしなかったんです。
アーユルヴェーダが教えてくれるのは、
自分の体をよく観察することの大切さです。
たとえば、
昨日よりも今日はお腹が軽いか、重いか
便通がスムーズかどうか
体が冷えているか、温かいか
気持ちが安定しているか
こうした小さな変化を見逃さないことで、
自分が何を求めているのかが、
少しずつわかってくるんです。
これは「我慢する」「頑張る」という発想とは真逆で、
自分をいたわる第一歩でもあります。
先生に言われたたった一言が、
わたしにとっては大きな目覚めになりました。
「もっと、自分を大事にしていいんだ」
「もっと、体の声を聴いてあげよう」
そう思えるようになったんです。
小さな変化を見逃さないために
アーユルヴェーダのケアは、
「自分の体を感じて、観察する」
ことから始まります。
でも、忙しい毎日だと自分を観察する時間なんて取れない!
…という方も多いですよね。
そんなときは、
「お腹、張ってないかな?」
だけ気にしてあげてください。
いつもより
お腹が張ってるなって思ったら、
「原因はなんだろう?」
って考えてみてください。
「消化しにくいものを食べてなかったかな?」
「おやつのみかんとヨーグルトはまずかったかな?」
「夜ご飯遅かったのに、つい食べ過ぎちゃったのが原因かな?」
そんな小さな気づきが、
きっと未来の自分を救ってくれます。
そして、もし「自分だけじゃよくわからないな…」と感じたら、
ぜひサロンにいらしてくださいね。
一緒に、体の声を聴く時間を過ごしましょう。
